いよいよ「シーズン」に入っていくんでしょうね。
きのうは熊本県各地で激しい雨が降りました。中には1時間に56ミリの非常に激しい雨を観測したところもありました。
“九州の西海上にある前線上の低気圧が九州を通過し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定に”といういつものパターンです。農業の盛んな熊本にとっては恵みの雨にもなるのですが、これから多くなっていくんやろうな。

そんな中、きのう午後には熊本県全域に大雨洪水警報、さらに水俣市と芦北町には土砂災害警戒情報が出されました(きょう午前3時半過ぎまでにすべて解除)

勧告にまではいきませんでしたが、自治体によっては避難に関する情報も出していました。
ニュースを見て「おや?」と思った方もいらっしゃったと思いますのでその話を。

 

大雨等で災害が起きる恐れがある場合、自治体が「避難勧告」を出すことがありますが、その前段として出されるものに「避難準備情報」があります。。
“いつでも避難できるよう準備しましょう、身の危険を感じる人は避難しましょう”“高齢者や体に障害のある方など避難に時間のかかる人は避難を開始しましょう”という意味があります。
今回も一部の自治体が出していましたが、名称が「避難準備情報」から「避難準備・高齢者等避難開始」になっていました。
内閣府のHPによると平成28年の台風第10号による水害で、岩手県岩泉町ではグループホームの入所者9名が全員亡くなる等高齢者の被災が相次ぎ、これまでの「避難準備情報」の名称については高齢者等が避難を開始する段階であるということを明確にするため、「避難準備・高齢者等避難開始」と言うことにしたとのことです。また、「避難勧告」よりさらに危険が切迫しているときは「避難指示」が出されますがこれも「避難指示(緊急)」と名称が変わりました。「よりわかりやすく」ということでの変更だとのこと。

 

これからいよいよ梅雨の時期に入っていきますし、改めて日ごろの備えと避難経路や手順の確認、気象情報への注意等していきましょうね。

あと、これだけ言っときますが地震への備えもくれぐれもお忘れなく。