福島県は6日、予備検査で一部の新米から国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された二本松市について、収穫後の本検査結果の公表を始めた。

 初回分は同市下川崎地区の5地点で、いずれも測定器で検出できるレベル(5~10ベクレル)を下回り、セシウムは確認されなかった。

 県は、同市を重点調査区域とし、本検査対象を当初予定の約40地点から288地点に拡大している。来週中には終了する見込みで、市全体の結果がそろうまで出荷は行わない。暫定規制値を上回った地点があれば、旧市町村ごとに出荷を規制する。