文部科学省はこの夏、福島県の被災地の小中学生らを自然体験施設に招くサマーキャンプを催す方針を固めた。


子どもたちに心身をリフレッシュしてもらうとともに、県内外に避難・転校した同級生らと再会する機会にもしてもらう考え。自治体から希望を募り、全額を国費で負担する。


 夏休み中に、全国にある国公立の「青少年の家」などを利用し、サマーキャンプや林間学校、臨海学校などの行事を催してもらう。


例えば1週間ほど施設に泊まってハイキングやプール、キャンプファイアなどで遊ぶイメージ。宿泊費や交通費を国が支出する。


 福島県では東京電力福島第一原発の事故からの避難や津波などにより自宅を失うなどした児童、生徒の県内外への転校が相次いでいる。


やむを得ず離ればなれになった子どもたちが行事を機に集い、豊かな自然の中で過ごすことで心のケアにもなれば、と文科省は期待する。


放射能への不安から屋外での活動を控えている子たちにも、気兼ねなく遊んでもらいたい考えだ。


福島県だけでなく、宮城や、岩手などの子供たちにもサマーキャンプを実施してほしいとおもいます。