宮城県石巻市小渕浜の漁港で8日、ボランティア約60人が集まり、カヌーで小島に散乱するがれきの撤去をした。

 岸から数十メートルの小島には、地元漁師が「漁業の神様」として「鳥海(とのみ)様」をまつり、年1回神事を行っていたが、社ごと津波に流された。


地域に入っていたボランティアが漁師の鳥海様への思いを知り、清掃を決めた。海中にはがれきが残り、スクリュー付きでは航行が難しいため、カヌーでの作業となった。


作業にあたったカヌーデイ実行委員会の鈴木匠さんは「漁師をやめようという人も多い中、もう一度海へ出るきっかけになれば」と話していた。(小川直樹)


朝日新聞 動画あり


現在、海中にも多くのがれきがあり、なかなか浅瀬を船が通れずこういったボランティアはすばらしいなぁとおもいました。


また底引き網での漁にも多くのがれきが、ひっかかり、漁業関係者の負担を多くしており、漁業再開に遅れなどが出ています。