これは尊敬する知人から聞いた話でもあり、その人のブログにも載っています。

急に話したくなったので、無断で借用しちゃいます。


ある子宝に恵まれない夫婦がいました。

その夫婦はやっとの想いで一つの子宝に恵まれます。

ただ、普通とはちょっと違っていました。

考える・理解する力が他の子供より遅れていたのです。

それでも、その夫婦にとってはかけがえの無い宝です。

二人は真剣に心から神様に感謝していました。


その子は所謂、知的障害者です。

それでも、何とか普通の小学校に行かせてあげました。

2年生になると、さすがに追いつけなくなった事に

二人は悩みます。

「知的障害者を受け入れてくれる学校」を探すことにしました。


そして、見つかります。

その学校はすこぶる評判の良いところでした。

が、

一つだけネックがありました。

自宅からは凄く遠いところにあり、しかも全寮制であったこと・・・。


行かせてやりたい気持ちはすごくあった。

でも、遠く離れたところに愛する我が子を1人で行かせることは

死ぬほど辛いことだった。

しかし、我が子のためには行かせるしかない・・・。

両親は泣いて馬食を切る想いで、我が子を預けることにする。


やはり、評判どおりの良い学校でした。

ほぼマンツーマンに近い形で勉強を指導してくれていました。


その子は毎日、家にいる母親にその日の勉強したことや

出来事を電話で話していた。


「今日はこんな本を読んだんだよ」

「今日はこんな事を勉強したよ」


我が子の知識が増え、成長していく様を感じながら両親は

自分たちの選択が間違いではないことを喜んだ。


ある日の算数の授業の時、先生はある質問をした。

「ええとね、10円、500円、1000円、一番大きいのはどれ?」

彼は、「んんん、・・・10円!。」

先生はもう一度聞く・・・。

「良くきいてね?・・・10円、500円、1000円、一番大きいのはどれ?」


「んんんん・・・10円!」


先生は分かり易く絵に書いて説明する。

「いい?10円だとこれだけ、500円だとこれだけ、

1000円だとこんなに買えるんだよ?

そうしたら、どれが一番大きいかな?」


彼はんんんと唸りながら、やっぱり10円と答える。

さすがに、先生も愛想がつきてちょっと怒り気味に聞いてみた。


「どうして10円だと思うの?」


彼はちょっと考えてからこう言った。


「だってさ、10円だったらママに電話出来るもん!」






モノの価値はひとそれぞれですよね・・・。

もう一度、自分でも良く考えてみようと思う。

そうしたら、鬱というトンネルを抜け出すヒントが

見つかるかもしれない・・・。