施術日記の掲載の上での注意点~パーキンソンのおじいちゃん~③ | 心と体と健康と豊かな人生ととことん向き合うブログ 太田 直

心と体と健康と豊かな人生ととことん向き合うブログ 太田 直

元カイロプラクター&インストラクター

現在は心理学を学び、更にヘルスコンサルタントとしての道を歩んでおります。

皆様の心と体と健康と豊かな人生のお役に立つような情報をお伝えしていきます。

 これからパーキンソン病である片野氏に対してどのような施術を行いどのような経過をたどっているのかを、レポートとしては不完全ではあるが、このブログに掲載していきたいと思っています。



 御存じかとは思いますがパーキンソン病は、現在の医療では治療方法は研究の段階であり、ましてやカイロプラクティックが有効であるという正式な文献は私の知る限りでは未だ世に出ていないです。

 

 パーキンソン病 (ウィキペディア)



 したがってこのブログの内容は、ひよっ子ながらも一カイロプラクターである太田直が、模索し、考察し、実践していく中で、知りえたこと、感動したことなどを率直に記した「体験記」だといえます。多分に主観的な内容であることを御了承いただくようお願いいたします。

 主観に関してこのブログを特徴づける考えをひとつ申し上げれば、その大前提が「パーキンソンは不治の病である」とう前提が無い、というところにあると思います。これはもちろん医学に対する知識の少なさの現れのひとつでありましょうが、同時に“カイロプラクティックなら何ができるのか”という探究心の現れでもあります。



 知識・経験ともに浅いことも手伝って、果たして施術上の判断・計画などにおける冷静さや適切さがあったという確証はありません。ただただ新しい状況・状態に挑戦する緊張や興奮の中で、多くの見落としや無駄があったことも認めます。少なくとも、そのような“失敗という過程”も赤裸々に記していくことで、時を同じくしてパーキンソン病と直面している方々の、何かしらの参考になれば幸いと考えております。もし、専門家の方でも御家族の方でも、もちろん一般の方でも何かお気づきのことやより良い方法などありましたら、御指導御鞭撻をいただけると励みになります。よろしくお願いいたします。





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 同じカイロプラクターの方々が読まれることもあるかと思いますので付け加えます。



 まず片野氏に行った矯正についてですが、これは空隙化を起こす瞬間的なアジャストは一切行っていないということ。ドッロプテーブルも使用していません。片野氏は会った時から要介護状態で、身体の硬直も進んでいらっしゃいました。筋の緊張度も高く瞬間的な力を加えるのは確実に危険を伴うと判断できる状態でした。

 従って、このブログの中で行われる矯正は全て持続圧によるものであることを最初に申しあげておきます。施術日記をご覧になって参考にされる場合でも、矯正時はくれぐれもご注意頂き御自身の経験・知識を基に御判断いただくようお願い申し上げます。例外的に購入したアクティベーター器でアジャストを行うこともありましたが、あくまでも補助的役割で用い、主な施術は示指・中指、あるいは母指を用いた持続圧であります。



 したがって技術としては、習ったことはありませんが、医療関係者が用いるAKAに近しいイメージかも知れません。しかし、治療イメージはCBPのミラーイメージをベースとして、AKテクニックのゴルジ腱器官や筋紡錘細胞のテクニックや、フィクセーション・椎間板矯正のテクニックを応用する形での施術となり、出来る限り筋骨格における力学的なバランスを取り理想の姿勢に近づけることを目的として施術を行っております。







 最後に、施術内容をブログとして掲載することを許可していただいき、また日々の施術の中で御協力いただき、片野氏の娘さんでいらっしゃる純子さんには誠に感謝しております。片野氏には純子さん始め他にも大きな家族の支えがあることが、ひとつの奇跡ともいえる回復を見せている要因だと思います。いつも感謝や労いの言葉をかけていただいてますが、何よりもまだ経験の浅い小生がお手伝いして、少なからず結果が出てきていることは御家族の支えなしにはできないことです。本当に感謝しております。


 また、まだお名前を掲載する許可をいただいておりませんので名前は伏せますが、片野氏がいる施設も素敵な場所です。相当の御苦労があると思います。


また、主治医の先生・理学療法士さんも定期的な診察・リハビリをしていただいているので、非常に安心感が得られます。話伝手ですが信頼できる方々のようです。


また免疫療法で、氷のようだった体温や浣腸せざるを得なかった体調などを改善して、施術を行う上での基礎をつくっていただいた金沢氏(仮名)。


文面ではありますがここに感謝を申し上げ、このブログが純子さんのおっしゃる様に、「父のような病気を持つ方や、その家族の力や希望になるような」そんなメッセージが伝えられるよう、努力していくことを誓います。今後ともよろしくお願いいたします。







 施術日記の更新に関しては、最低でも木曜日の週1回の更新を行っていく予定です。