それは、あまりにも突然のできごとでした
2000年1月4日のことです
両親は前日から親戚の家に泊りにいって不在
私は仕事始めで出社
家には娘がひとりでお留守番でした
仕事始めといってもまだ全員がそろっている訳でもなく
むしろ閑散としたオフィスでまったり仕事をしていたら
突然娘から電話が…
「さっき起きて年賀状取りに外に出たら
ポポイがね、門のとこで倒れてて動かないの
死んじゃってるみたいなの…」
訳がわかりません
昨夜も今朝も、プリムと並んでご飯食べたじゃない
出勤のときだって、いつものとおり見送ってくれたよ
とにかく獣医さんに連絡するよう伝え
特にすぐしなくてはならない仕事もなかったので
私も飛んで帰りました
いつもプリムと狛犬のように並んで外を見ていた門のところに
ポポイは横たわっていました
すぐにとんできてくれた獣医さんは
娘の話では「急に心臓麻痺か何か起こしたのだろう」とおっしゃって
もう、何もできることはなく、料金も取らずにお帰りになったとのこと
あまりにあっけなく逝ってしまったポポイ
何かの予兆も何も感じる事は出来なかったし
私が出かけてから、昼過ぎまで寝てた娘がみつけるまでの
たった数時間の間に何が起きたのか
何もわからず何もできずに逝ってしまいました
もう冷たくなったポポイをなでながら涙がとまらず
暗くなっても側を離れる事ができませんでした
わずか5年の命だったポポイ
あんなに大きくてあんなに元気であんなに甘ったれだったのに…
いつも門のところでとびついてきたポポイなので
出かける時も帰ってきた時も
ポポイが門のとこにいてくれないことも辛かったですが
それからしばらくの間、散歩に連れて行くと
曲がり角の度に立ち止まって後ろを振り向き
きゅんきゅんと、まるでポポイに「早くおいで」と呼んでいるような
プリムの姿がせつなくて辛くて…
ポポイ達を救って譲ってくださった方にご報告したら
「だいたいみんなひとりでもらわれていくのに
ポポイはずっとお母さんと一緒で幸せだったですよ」
とおっしゃっていただきましたが
だからこそよけいに、もっともっとプリムと一緒にいたらよかったのに
プリムをおいて逝っちゃうなんて、親不孝だよポポイ

