聖杯とは――――
手に入れた者のあらゆる願いを叶えるという願望機であり、最高位の聖遺物。
それを求め、戦いあうのが『聖杯戦争』
今回は、えすさんが『こいつァ漢だ!カッコイイ!惚れる!』と思ったキャラを紹介するお。
その人は、きっとどこまでも自己中心的で、自我が強く、自分の欲望の為に、何を犠牲にする事も厭わない。
自分の行いを悔やまず、全てを背負って生きる、清も濁も併せ持った、誰よりも欲深い、人間臭い人間。
自分の醜さも、汚さも、何を恥じる事があると全てを晒し、『ここに我在り!』と高らかに訴えるちっぽけな人間。
清濁含めて人間だ。なのに、人は濁を見ないふりし、恥ずべき事だと戒める。
違う。そんなのは人間じゃない。押し殺している事が、正常とは思えない。
影があるから、光はより一層の輝きを増すというのに。今の世界はとても淡泊で、色の無い世界にしか映らない。
人、一人一人を捉えたらそうでもなさそうだけど、大きな括りで見たら、どこか気持ちの悪い得体の知れないものに見えて仕方が無い。
まぁ、気のせいならいいんだけど……。色んなものに蓋をしすぎて、大事なものを見失っていませんか。
えすさんは、ただの変態王だ。
誰よりも強欲に、誰よりも愛を求め、誰よりも妄想する。性濁を含めて、変態の臨界を極めたる者!話が大分それたけど、テキストどーぞ(笑)
――――聖杯に何を求める。
受肉だ。余は転生したこの世界に一己の命として根を下ろしたい。体一つの我を張って、天と地に向かい合う。それが、征服という行いの全て。そのように開始し、押し進め、成し遂げてこその、我が覇道なのだ。
そんなものは、王の在り方では無い。
では、貴様の懐の内―――聞かせてもらおうか。
私は、我が故郷の救済を願う。万能の願望機をもってして、ブリテンの滅びの運命を変える。
貴様、よりにもよって、自らが歴史に刻んだ行いを否定するというのか。
そうとも。何故訝る、何故笑う。剣を預かり、身命を捧げた故国が滅んだのだ。それを悼むのがどうしておかしい。王たる者ならば、身を呈して治める国の繁栄を願う筈。
いいや違う。王が捧げるのではない。国が、民草が、その身命を王に捧げるのだ。断じてその逆では無い。
然り。我等は暴君であるが故に英雄だ。だがな、セイバー。自らの治世を、その結末を悔やむ王が居るとしたら、それは只の暗君だ。暴君より尚始末が悪い。
イスカンダル、貴様とて世継ぎを葬られ、築き上げた帝国は3つに引き裂かれて終わった筈だ。その結末に、貴様は何の悔いもないと言うのか。
―――ない。余の決断。余に付き従った臣下達の生き様の果てに辿り着いた結末であるならば、その滅びは必定だ。悼みもしよう、涙も流そう。だが決して悔やみはしない。ましてそれを覆すなど、そんな愚行は、余と共に時代を築いた全ての人間に対する侮辱である。
滅びの華を誉れとするのは武人だけだ。力なき者を守らずしてどうする。正しき統制、正しき治世。それこそが王の本懐だろう。
で―――王たる貴様は、正しさの奴隷か。そんな生き方は人では無い。
無欲な王など飾り物にも劣るわい。理想に殉じると貴様は言ったな。なるほど、往年の貴様は清廉にして潔白な聖者であった事だろう。さぞや高貴で冒しがたい姿であった事だろう。だがな、殉教などという茨の道に一体誰が憧れる。焦がれるほどの夢を見る。
王とはな、誰よりも強欲に、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する。清濁を含めて、人の臨界を極めたる者。そう在るから臣下は王を羨望し、王に魅せられる。一人一人の民草の心に、我もまた王たらんと、憧憬の灯が燈る。
騎士道の誉れたる王よ、確かに貴様が掲げた正義と理想は、一度国を救い、臣民を救済したやもしれん。だがな、ただ救われただけの連中がどういう末路を辿ったか、それを知らぬ貴様ではあるまい。貴様は臣下を救うばかりで、導く事をしなかった。
王の欲の形を示す事も無く、道を見失った臣下を捨て置き、ただ一人で澄まし顔のまま、小綺麗な理想とやらを思い焦がれていただけよ。故に貴様は生粋の王ではない。己の為ではなく、人の為の、王という偶像に縛られていただけの―――
小娘にすぎん。
王とはな、誰よりも強欲に、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する。清濁を含めて、人の臨界を極めたる者。そう在るから臣下は王を羨望し、王に魅せられる。一人一人の民草の心に、我もまた王たらんと、憧憬の灯が燈る。
騎士道の誉れたる王よ、確かに貴様が掲げた正義と理想は、一度国を救い、臣民を救済したやもしれん。だがな、ただ救われただけの連中がどういう末路を辿ったか、それを知らぬ貴様ではあるまい。貴様は臣下を救うばかりで、導く事をしなかった。
王の欲の形を示す事も無く、道を見失った臣下を捨て置き、ただ一人で澄まし顔のまま、小綺麗な理想とやらを思い焦がれていただけよ。故に貴様は生粋の王ではない。己の為ではなく、人の為の、王という偶像に縛られていただけの―――
小娘にすぎん。
そも、王とは孤高なるや否や。
だめだな、まったくもってわかっておらん。そんな貴様等には、ここで真の王たる者の姿を見せつけてやらねばなるまいて。
見よ、我が無双の軍勢を!肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち。時空を越えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち。彼らとの絆こそ我が至宝!我が王道!
王とは、誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉。全ての勇者の羨望を束ね、その道しるべとして立つ者こそが王。故に、王とは孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に!
王とは、誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉。全ての勇者の羨望を束ね、その道しるべとして立つ者こそが王。故に、王とは孤高にあらず。その偉志は、すべての臣民の志の総算たるが故に!
最初にイスカンダルを見た時は、この人ただの筋肉馬鹿だー(;・∀・)と思っていたけど、
今ではイスカンダルさんマジ征服王!えすさんの心を征服せしめたわ!と羨望の眼差しを送るまでになってしまったw
『一体誰が憧れる。焦がれるほどの夢を見る』
『我もまた王たらんと憧憬の火が灯る』こういう心境に物凄く共感を覚えてしまう。
『我もまた王たらんと憧憬の火が灯る』こういう心境に物凄く共感を覚えてしまう。
がんばらない、本気を出さないえすさんも、実は『誰よりも鮮烈に生きたい』のである。
そして、今更Fate/zeroを持ってきたのには、キャラ紹介ともう一つの理由があるのですよ。
『Fate/Stay night』の再アニメ化決定!
再放送じゃないお。再アニメ化だからね!
制作はZEROと空の境界アニメ版を制作したufotable。
ルートは、3つの内、最後に残された「桜ルート」が有力と噂されている。
セイバールートにしとけ、悪い事は言わないから!!