【 ちょっと遅れたクリスマスプレゼント 】
ママ看護学生になってから家庭内で色々な事が起きる度に、母である私が自分の夢を追いかけるために家族をここまで巻き込んでいいのか と悩む事は度々でした
経済的にも精神的にも沢山家族に我慢をさせたと思います
でも乗りかかった船
あとはゴールに向かって行くしかない
今は負担をかけているけど、その代わり絶対助産師になってみせる と何度も心に誓いました
4年次の後半は、いよいよ助産実習
それと同時に卒業論文を書きつつ、看護師・保健師・助産師国家試験の勉強も開始
実習先の病院は幾つかありました。
お産が少なく泊まり込みも含めて実習に3~4ヶ月かかる病院、
お産の数が多くて1~2ヶ月で実習が終わる病院、
通うのに1時間半以上かかる遠方の病院。
お産の数が少なくて実習期間が長いのは大変 だけど、その分ゆっくりじっくり学びながら実習できる
お産の数が多くて実習期間が短いのは嬉しい けど、1つ1つのお産が早く進み過ぎて、じっくり学ぶのが難しい etc
実習先の決定は皆で調整の上、私はお産の数が多くて実習期間が短い病院になりました
実はこの病院、私が2人を産んだ産院 でもありました
自分が出産した病院に、今度は助産師の卵として実習に行くなんて、夢のようでしたが…
しかし実習は夢のよう…なんて思っている余裕はなかったです
病院に行けばお産進行中の妊婦さんが数名。
学生の私がお産介助に付く事を許可してくれる方を探してお願いし、そこからの実習スタート
もちろん真横にはベテラン助産師さんが付いてくれているけど、陣痛に苦しむ妊婦さんを目の前に私もパニックになりそうになる始末
一杯一杯になり過ぎて、赤ちゃんの誕生に感動する余裕もありません
お産介助が終わると、赤ちゃんの計測、胎盤の観察、産後のお母さんの体調管理などをして、瞬く間に時間は過ぎていきます
私自身子どもを2人産んだとはいえ、助産師としての経験は当然ゼロ
ママと赤ちゃん2人の命を預かる責任。
そのことを肌で感じられる毎日。
何も分かってない、
何もできない自分を毎日毎日省みて
苦しい経験も沢山しました
そして極め付けは実習も後半に差し掛かった時。なんと子どもがインフルエンザに
ここに来て泣く泣く実習を1週間も欠席する事になりました。
実習の単位が取れないと助産師国家試験を受けられない。
絶体絶命かと思いましたが、残りの実習を後日振り替えて頂ける事に
周りの仲間の実習が終了していく中、1人追試実習に行きました。。。
最後のお産を介助したのはクリスマスの翌日
やっと10例のお産介助が終了し、私にも家族にとっても、一足遅れたけど最高のクリスマスプレゼントになりました
お正月前にレポートを提出し、やっとやっと助産師実習が終了
やっと終わった~
早速ママ看護学生仲間に報告して喜びを分かち合いました
続きは
ママで助産師になる〜卒業〜