今週も終わりました。

今週も先週に引き続き慌ただしい毎日でした。

あっと言う間に水曜日(ブログを書く日)が来た感じです。

 

先週は狂犬病集合注射が2日ありました。

昨年、狂犬病集合注射の際、注射後にリードが外れて突進してきた20kgくらいの雑種の子に襲われました。20mくらい先から一直線に僕を目指して走ってきて顔をめがけて襲いかかってきたため、手で払いのけようとしました。その際、右手の親指の付け根を咬まれました。結構がっつり咬まれましたが、指が千切れるまでにはならず事なきを得ました。今でも親指に力を入れると痛い時がありますが、これくらいですんで良かったと思います。僕を咬んだ後、市役所の方のお尻を咬み、通りがかって窓を開けた車から見ていた方の所に向かっていったのですが、車の方は急発進して無事でした。その後、公民館に追い込み、飼い主さんにリードを着けてもらって何とかなりました。

25年以上狂犬病集合注射を行ってきましたが、初めての経験でした。

そんな事もあり、今年の集合注射は「やりたくないな」と思い気持ちもありました。実際、集合注射は危険と隣り合わせです。

病院での注射だと診察台の上に乗せてしまえば何とかなるのですが、地面で行う時は、ワンちゃんも逃げ場があり抑えが難しい時もあります。病院に普段から来院している子は、比較的ワンちゃんも注射慣れしていますし、飼い主さんも保定し慣れていますが、集合注射にやってくる子は、飼い主さんも含めて注射慣れしていない子もいます。近年は病院で狂犬病予防をする子が増えて、7~8割の子は院内注射です。狂犬病集合注射に来る子もかなり減少しています。20年前だと1日に300~400頭の子を予防する日もありましたが、今は多い日で100頭くらいです。先週行った「富郷地区」は、午前中使って行って6頭(1軒)でした。

公共の事業であり、公衆衛生上大切な事業でもありますので、数が少なくても出向いて行って行わなければなりません。

最近は、集合注射を嫌がる先生も増えてきました。その時間病院で診察を行った方が利益にはなります。危険な事は誰しもしたくないです。でも、車に乗せれない子や病院に連れていけない子などは集合注射が無いと予防したくてもできません。そうなると予防率(接種率)が下がり狂犬病が発生&蔓延する可能性が高くなってしまいます。

獣医師としては嫌でも「やらなければいけない」仕事です。5/12(日)もう一度あるので怪我しないように頑張ります。

 

先日の夜、「帰宅してみると呼吸が速く、熱がある状態で熱中症かもしれない」との電話がありました。フレンチブルだったのですが、普段診察していない子でした。状態を聞いてみると数時間前に見つけ、応急処置で冷やしていたそうです。時間も経過しており落ち着いてきていたので、冷やし方を指示して電話を切りました。翌日、スタッフの知り合いの方だったのでその後の経過を聞いてみると大丈夫だったみたいです。今日、人工授精の交配相手として来院しました。

室内にいたらしいのですが、その日の日中は気温が急に上がったため熱中症になったのだと思われます。

 先日、DMで「熱中症予防対策マニュアル」の冊子が送られてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからの時期、高温多湿になると熱中症の確率が上がります。

参考にしてみて下さい。

今回のケースのように室内の子も熱中症になります。

とにかく「1に除湿、2に除湿です。」

後悔する事が無いように気をつけてください。

 

迷い犬情報です。

 

 

 

グループLineで4/20(土)に掲載されていましたが、今のところ見つかったという情報はありません。

以下依頼主からの情報をまとめてみました。

 

先日の地震の時(4/17)に怖がって逃げ出したそうです。

元保護犬で臆病な子だそうです。

雑種、女の子、中型で毛長です。色は茶色、デニムの首輪をしています。

居なくなった場所は、新居浜市船木の国領だそうです。

もし見かけたら連絡ください。

 

明日は休診日です。

これから「黄金週間」ですね。

動物病院は予防などの時期でもあり忙しい時期です。別の意味での「黄金週間」です。

日曜&祝祭日は17:00までですが、木曜日以外は診察を行います。

混み合う日もありますが、ご了承ください。

 

ではまた。