今週も終わりました。

今週は公私ともにザワザワした毎日でした。

息子の高校受験があったり、娘の入院そして治療中のコロナ感染…

受験も無事終わり、娘のコロナも症状が改善し、病気の治療の効果も少し出てきて、少しホッとしています。

理不尽な怪我を負っても、前向きに頑張っている娘の姿を見ていると僕も弱音を吐かず自分にできる事を精一杯頑張らないといけないと感じます。

娘には、「人生は悪い事と同じくらい良い事もあるので、今は悪い事ばかりで踏んだり蹴ったりだけど、その後きっと良い事がたくさんあると思うので頑張ろう!」と言っています。

 

月曜日、「河川敷で保護した犬が怪我をしているので診察して欲しい」との連絡があり診察しました。

日曜日の夜、新居浜の国領川の河川敷で平形橋付近で「ゴミ」が捨ててあるかと思い確認するとトイプードルだったそうです。

抱き上げると少し動いたので家に連れて帰り温めて一晩様子をみたそうです。

来院して診てみると、酷い状態でした。過去1番くらいの状態でした。

相葉くんもビックリですね。

 

身体中が毛玉だらけで、左前足は肘から下の部分が石膏で固められた感じに毛玉が固まって周りにゴミが付着していました。

当日は診察終了間際だったのでそのまま預かり翌日カット&シャンプーを行いました。

長時間の悪戦苦闘の末、何とかトイプードルになりました。

左前足は、毛が何重にも絡まり、締め付けられた状態になって化膿し腐敗し皮膚が無くなり、腫れ上がっていました。

皮膚を消毒していますが、手首の腫れが酷く指の骨も1本腐敗して折れていました。

おそらく高齢で白内障なため、目も見えない状態です。

ただ、食欲は旺盛で、結構元気です。

迷い犬で探している飼い主さんは居ないと思いますが、探している方がいましたら金曜日以降で連絡ください。

 

数年前、スタッフが散歩していた時に、道にうずくまっていたモップのような状態だったチワワの事を思い出します。その子も毛玉だらけで左後ろ足が毛玉が絡まり壊死していました。時間がかかりましたが、足は普通に使えるようになり毛も生えてきて、今でもスタッフの親戚の家で元気に大切に飼っていただいています。



なぜこのような事になるのか?

ペットは飼い主を選べません。

人はペットを選べます。

「飼い主ガチャ」に外れてしまったら、ペットは辛く哀しい犬生&猫生を送る事になります。

普段、大切に飼われているペットに接する機会が多い分、そのギャップに驚きます。

不思議な事に、ネグレクト状態で飼われている子ほど大人しく人懐っこかったりします。

そんな子ほど、強く元気に前向きに、ひた向きに生ています。

そんな姿を見ると涙がでます。

何とかして治してあげたいと思います。


今後どうなるか?分かりませんが、左前足も着けて歩けるように頑張ってみます。

身寄りのない子なので、もし飼ってくれる方がいましたら連絡下さい。まだまだ治療が始まったばかりなので、すぐにはお渡しできませんが、残り少ない犬生、幸せになってほしいと思います。


引き続きスタッフ募集中です。

ご興味のある方がいました、連絡ください。


明日は休診日です。

明後日(3/15)は息子の卒業式のため、午後3時〜8時の診察となります。

ご迷惑をお掛けしますがご了承下さい。


ではまた。