今週も終わりました。
今週も悩み多き一週間でした。
2024年の出だしはハードな感じでスタートしました。
世の中も元旦に大きな地震がありあまり良い始まりではないですね。
「能登半島地震」が起こって2週間くらいですが、被災した地域の状況が連日ニュースで取り上げられています。
そんな中で、被災したペットの状況はあまり耳にしないのが現状です。
恐らく、現地では多くのペットが被災し、亡くなったり、怪我をしたり、飼い主さんから離れてしまったりしていると思われます。
ペットのボランティアの方々も現地に赴き保護活動などを行っているようです。
日本獣医師会の地震発生翌日から動きだしたようです。1/3には対策本部を設置し、現地視察や状況の情報収集を行い、募金活動なども開始しました。近隣の動物病院で被災ペットの受入れも開始したようです。
本県で起こった「西予豪雨災害」の際には、日本獣医師会を含む対策本部から多くのフードや物資が送られ、被災ペットの治療の援助なども行ってくれ、被災地の方が助かったと聞きました。
ネットに流れている情報では、やはりペットと一緒に過ごせる避難所が不足しているようです。
2年前にユーホールで行った防災セミナー「防災対策とペット」で、僕が危惧していた問題が、今回起こってしまったようです。
僕が当時提案したのは、ペットと一緒に過ごせる避難所(専用)を四国中央市であれば、「川之江」「三島」「土居」にそれぞれ1カ所で良いので用意して欲しいという事でした。そうすれば、ペットを飼っていない人、アレルギーの人などとのトラブルを防げると考えました。例えば、学校の中で一角を専用の避難所にするのも一つです。さらにその施設に被災ペットの治療施設を併設したり、保護ペットを連れてくれば、被災ペットの様々な問題が解決できるように思います。
セミナー後もその問題は棚上げされていますので、今回の事を踏まえて、これから起こるであろう「南海トラフ」などの大きな災害に向けて取り組んでくれたらと思います。
あまり災害の影響を受けていない平和な地域なので、大きな災害に対する備えが不十分な事もあります。
「阪神・淡路大震災」から今日で29年になります。
当時のペットの被災はボランティアで行った友人に聞いた話だと伝染病が蔓延したり、酷い状態だったそうです。
その事からペットの防災について話し合われるようになり、約16年後の「東日本大震災」では、その教訓が役立ったそうです。
その5年後の「熊本地震」では福岡VMATが活躍しました。平成31年には愛媛県獣医師会のVMATを結成して災害への準備を継続的に行っています。
いつ来るか分からない災害に向けて官民一体となって真剣に取り組んでいかないといけませんね。
そして、飼い主さんそれぞれが出来る事を準備しておく事も肝要に思います。
災害の時には誰かに頼るのではなく、自分でできる事は自分でやらないといけなくなります。
備えあれば憂いなし
迷い犬情報
上記のワンちゃんが迷ってきたそうです。
人懐っこい子なので、飼い犬ではないか?と思います。
もし心当たりがありましたら金曜日以降に電話連絡ください。
現在は、保護主さんの家で飼ってくれています。
マイクロチップは入っていませんでした。
明日は休診日です。
ではまた。