『響』という漫画を読んで泣きそうになってます。心に響きまくってます。
バクマンが漫画家を目指す漫画なら、『響』は小説のほう。
だけど、全然違う。
バクマンは、私は読むに堪えなかったのです。
高校生が努力と友情、そして漫画家になるという勝利を掴む。その構造はあるんですけど、私みたいな凡人が読んでいると、「おまえには才能も努力も足りない」と言われている気がして、読んでてつらかった。
でも、『響』は天才というものがなんなのか、さらには凡人たちの葛藤が描かれていて、読んでて励まされました。
漫画家目指して9年間、小説家目指して4年間。
初めて佳作という小さな賞を取って、電子書籍として販売いただけた作品も、はっきり言ってちょっと残業すれば稼げる程度の売上です。
三か月かけて仕上げた作品。いや、もっと言えば、それまで目指してきた年数分の手間をかけて、その程度の金。
だけど、誰かがお金を出して読んでくれた事実は、ため息付きながら稼いだ残業代なんかよりずっと価値があると思いました。
『むつみと春の取材事件簿』は、受賞すらしていません。
正直に言うと、この作品は雑誌投稿の小説大賞で一次通過すらせず、カクヨムの読者選考は通過するも落選し、アルファポリスでのミステリー小説大賞でも落ちた、落ちまくりの作品です。
それでも販売しようと思ったのは、やはり自分の作品に価値があると思いたいからです。
そんな落選続きの作品ですが、読んで下さった方々からは、ちゃんと
「面白い」
「深い」
「キャラが素敵」
「普通に売れると思った」
と言ってもらえた作品です。
「おもしろい」と思ってもらえたら最高。「つまんない、金返せ」って言われてもいい(返さないけど)。
そんなわけで、販売中です!!
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ついでに佳作受賞作も販売中です。
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今、ちょっと酔ってるんだw。
『響』読んで、ちょっと語りたくなったんです。
生意気言ってすいません。