先日、参加したカウンセラー研修会で不登校の問題がテーマとなりました。
資料も配布され、その実態や公的な取り組みなどが解説されました。
どうしても学校へ行けない子供達がいる、なぜだろう、というわけです。
私も隣の方に訊いてみました。(その人元気がよさそうだったので。)
その方曰く、「私は不登校は一種の社会現象だと考えています。」
どうでしょうか。納得できますでしょうか。
私はこれは答えになっていないと思います。分からない、知らないことは素直に分からない、知らないと言ってしまえばいいのです。
不登校児を愛情や友情、あるいは厚情で癒そうとするのはよく見られる光景です。しかし、よほど軽い場合ならいざしらず、ほとんどのケースにおいてそれは通用しません。
神々しいばかりの親の献身、同級生によるひたむきな援助、一見、心のすごく熱くなるドラマのような世界は実践カウンセリングにおいてはむしろ不用なのです。
安手のヒューマニズムは人を誤らせてしまうので、そこは皆で気をつけましょう。どこまでもカウンセラーは冷めた目を持ち続けなければなりません。冷たい目ではありません。主観的自己の中であくまでも客観を失ってはいけないということです。
納得のための納得、解釈の為の解釈に陥らないよう常に自戒を怠らないことです。
私は、実は先の「私は不登校は一種の社会現象だと思います」という言い方に大きな不快感を覚えるのです。なぜなら、こんな解釈では自ら作り上げた牢獄の中に自らを閉じ込めている子供たちを救えないからです。
次回は、実践不登校カウンセリングということでブログします。
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日時: 毎週水曜日 19:00~21:30
サークル会費: ¥1000/月
連絡先:090-2588-5051(我那覇)
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興味がある方、是非一度サークルへ遊びにいらしてください。
『人は幸せになる為に生まれてきた』これを一緒に体現しましょう。
お待ちしています。
我那覇