ヒルベルト・ローマン対内田好之 | 宇都宮人のブログ

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昭和63年7月9日・川越市民体育館
WBC世界Jバンタム級タイトルマッチ12回戦
ヒルベルト・ローマン(メキシコ・52・1キロ・WBC世界Jバンタム級王者)
内田好之(上福岡・52・0キロ・WBC世界Jバンタム級6位)
結果
ローマンが5回39秒TKO勝ちでタイトル初防衛に成功。
レフェリー リチャード・スティール氏(米国)
途中採点 (4ラウンドまで)
ブルナー氏(豪州) 40対38(ローマン)
キルシェンバーム氏(米国) 39対37(ローマン)
デルガド氏(米国) 40対37(ローマン)
内容
「ダウンで王者が奮起 激しい反撃に5回TKO負け」
埼玉県で初めて行われた世界戦。持ち前のパンチ力で日本王座に上り詰めた内田が、渡辺二郎を下した技巧派ローマンに挑んだ。試合は、初回からローマンがフットワークを使い、スピーディーな左ジャブを多用する。内田はその左に邪魔されて接近できず、手数も少ない。しかし4回、王者がバックステップしようとしたところに内田が左を伸ばしてダウンを奪った。これでプライドを傷つけられた王者はラウンド終盤に猛反撃する。
右アッパーからワンツーで内田をロープに詰め、さらに右アッパー、左フックを浴びせて血だるまにする。続く5回も開始早々にローマンの左がヒット。内田は弾けるようにダウンした。カウント8からの再開後もワンツーから左フックを挑戦者の顎に浴びせ、2度目のダウンを奪う。内田はよく立ち上がったが、レフェリーは試合を止めた。
戦績
ローマン 54戦49勝(35KO)4敗1分
内田 25戦21勝(19KO)3敗1分

(観衆 5000人)