【祈年祭】
本日2月17日は五穀豊穣に祈願する祈年祭が宮中で執り行われている。
この祈年祭は宮中では小祭として執り行われ、五穀豊穣に感謝する祭り、新嘗祭は大祭である。

つまり、祈願より感謝を重んじた。

神社は何かをお願いする場所だと思われがちだが、本来は感謝を届ける場所である。

何かを得て『ありがとう』というのは感謝ではない。

それは挨拶である。

何かを得なければ感謝を言えないという人は、何かを得ることで幸せを求めている人である。

しかし、その得るものを得れなくても人は死ぬことはない。

しかし、既に頂いているものが無くなればたちまちうろたえる。

それが地震

飲む物、食べ物、着るもの、寝るところ、温度

本当に大切なものは既に頂いているもの。

つまり、最大の幸せは【何事もない事】である。

その事に感謝を届ける。

それが神社である。