ランディ・オートンが、最初にチャンピオンになったのは、2004年。
もう、かれこれ、8年近くもトップの座を守り続けている。
血筋どうこう言うつもりはない。
二世だろうが三世だろうが、上がるレスラーは上がっていけるし、下がるレスラーは腐るほどいる。
これだけ、入れ替わりの激しいWWEの中で、アレだけ、怪我をして、欠場を続けながらも、トップで使い続けられるのは、やはり、客が呼べるレスラーの証拠だからなんだろう。
HHHは復帰のめどが立たず、バティスタは消えた。
隙間に入り込んでくる若手もいれば、ネクサスなんてグループも増えた。
すきあらば、取って代わろうなんて、目をぎらぎらさせているWWEのスターの中で、一際人目を引く存在。
ヒールなのに、会場人気は、シナと二分。
送られる声援は、ベビーのソレと代わらない。
しゃべりとパワーで押し捲るシナ。
雰囲気と目の光で、客をひきつけるオートン。
もう一化けすれば、ロック対オースチンまで、引き上げられるところまで来ている。
意識しているのか、最近、アングル・スラムっぽい技を使ったりと、技の引き出しを増やしているような気がする。
シナとオートン、最後に生き残るのは、どっち?と聞かれたら、迷わず、オートンを押してしまう。