世界のWWEが、新日本プロレスから、使用許可を求めたものが、二つあります。
一つは、ジャイアント・マシーン。
マシーン軍団をMSGで、再現するために、マシンのマスクの使用許可をもらうために、ビンスは、海を渡りました。
あと一つは、イリミネーション・マッチの使用許可。
新日本で行われたこのゲーム性の高い試合は、ビンスの琴線に触れたらしく、後に『サバイバー・シリーズ』と名前を変え、WWFにとって、レッスルマニア、ロイヤルランボー、サマースラムと並ぶビッグイベントになるわけです。
んで、新日本で一番最初に、イリミネーション・マッチが行われたのが、昭和62年。
夢破れて、出戻り参戦したUWFの精鋭五人組が、新日本本隊に挑戦状をたたき付けたのです。
新日本サイドは、猪木、藤波、木村、星野に加え、まさかまさかの上田馬之助をメンバーに選びました。
この試合の見所は、星野と上田につきます。
リングに入るや、はぜるように、飛び出した星野と不敵な笑いを浮かべる藤原の対戦は、今、見ても、鳥肌が立ちますね。
さて、前田と相対した上田。
定石どおり、ロックアップにいこうとした所、前田は、右のローキックを入れたのです。
その瞬間、上田の表情が一変しました。
『はあ?』
それから、上田は、すごい行動に出ます。
高田や山崎の蹴りをくらいながら、ずいずいと前に出て、
『そんなもんはきかねーよ』
と、言わんばかりに、かいな力だけで、押し倒します。
日プロ出身のレスラーは、シュートが強いと噂には聞いていましたが、前高山のキックを受けて、前に出て行くとは、なかなか出来ることではありません。
最後は、大将前田の蹴り足を掴んだまま、場外に落ちて心中しましたが、それとて、さも、当たり前…というような顔をしていました。
上田と言えば、スナックで、酒を勧められると、アイス・ペールで、水割りの一気飲みをして、プロレスラーとして、なめられないように、振る舞ったという話もあるほどのガッチガチのレスラー気質をもつ男です。
そんな上田が、ルール破りを仕掛けたUWFを見逃すはずもなく…。
前田のニールキックを受け止めての場外心中に、上田の意地を見た気分です。
一つは、ジャイアント・マシーン。
マシーン軍団をMSGで、再現するために、マシンのマスクの使用許可をもらうために、ビンスは、海を渡りました。
あと一つは、イリミネーション・マッチの使用許可。
新日本で行われたこのゲーム性の高い試合は、ビンスの琴線に触れたらしく、後に『サバイバー・シリーズ』と名前を変え、WWFにとって、レッスルマニア、ロイヤルランボー、サマースラムと並ぶビッグイベントになるわけです。
んで、新日本で一番最初に、イリミネーション・マッチが行われたのが、昭和62年。
夢破れて、出戻り参戦したUWFの精鋭五人組が、新日本本隊に挑戦状をたたき付けたのです。
新日本サイドは、猪木、藤波、木村、星野に加え、まさかまさかの上田馬之助をメンバーに選びました。
この試合の見所は、星野と上田につきます。
リングに入るや、はぜるように、飛び出した星野と不敵な笑いを浮かべる藤原の対戦は、今、見ても、鳥肌が立ちますね。
さて、前田と相対した上田。
定石どおり、ロックアップにいこうとした所、前田は、右のローキックを入れたのです。
その瞬間、上田の表情が一変しました。
『はあ?』
それから、上田は、すごい行動に出ます。
高田や山崎の蹴りをくらいながら、ずいずいと前に出て、
『そんなもんはきかねーよ』
と、言わんばかりに、かいな力だけで、押し倒します。
日プロ出身のレスラーは、シュートが強いと噂には聞いていましたが、前高山のキックを受けて、前に出て行くとは、なかなか出来ることではありません。
最後は、大将前田の蹴り足を掴んだまま、場外に落ちて心中しましたが、それとて、さも、当たり前…というような顔をしていました。
上田と言えば、スナックで、酒を勧められると、アイス・ペールで、水割りの一気飲みをして、プロレスラーとして、なめられないように、振る舞ったという話もあるほどのガッチガチのレスラー気質をもつ男です。
そんな上田が、ルール破りを仕掛けたUWFを見逃すはずもなく…。
前田のニールキックを受け止めての場外心中に、上田の意地を見た気分です。