最近、暇があると、プロレス三昧です。

新日本、全日本、ノア、WWE、WCW、全日本女子、WWC(プエルトリコ)、FMW、ウィング…。
昭和も平成も、関係なく、目に付いたテープやDVDを、片っ端から、眺めてます。

好みの問題なのは、百も承知なのですが、やっぱり、好きな団体と苦手な団体があるわけで。

で、今、見てる試合が、橋本&木戸対藤波&藤原です。

この試合のキーは、藤原。
橋本のキックを、受けるでもなく、すかすでもなく、さりとて、有効打を食らうわけでもなく。
そうしているうちに、橋本は、手詰まりに追い込まれる。
そこを、見計らって、一本足頭突き!
木戸との対峙では、なんと、ロープワーク!
カニバサミで、捕らえられ、逆エビを狙われるが、藤原ホイップ!

技らしい技は、頭突きくらいですが、なぜか、存在感があるのが、藤原だったりするわけです。

で、最近の新日やノアの試合を、つまみ食いしたりするんですが。

なんだろう、この違和感は…、なんです。

で、改めて、全日辺りを見直したりしますと、なんとなく、理由らしきものが、見えてきます。

例えば、藤波や木戸、サムライやヒロは、ディフェンスな持ち回りが多い。
蝶野、武藤、天山も、ディフェンスなレスリングの達人です。
三沢や天龍に至っては、なにを言わんかや、です。

対して、オフェンスなのは、長州、橋本、川田。
ガイジンでは、ウィリアムスやスパイビー。
このオフェンスとディフェンスのかみ合わせが、うまくはまると、試合の流れが澱みなく、はまり、名勝負が生まれるわけです。

鶴田が、天才と言われたのは、どんな相手でも、オフェンスとディフェンスをうまく使い分けることが、出来た、という点だと思います。

最近の新日本やノアの選手は、どうも、オフェンスの選手ばかりに、偏っている気がして、技の重さが、伝わりにくい…、だから、大技を連発し、カウント2・9の繰り返しにならざるを得ない。

最近の新日本では、何気に棚橋のディフェンスが、一枚抜きんでている…ような気がします。

ブル・ファイトの代表格のハンセンも、四天王やゴーディ、ウィリアムスを相手にしていた辺りは、ディフェンス中心の試合になっていました。


そして、今、見てる試合が、小林&斉藤対冬木&外道。
冬木と外道の職人ぶりには、目を見張ります。

冬木の『間』の取り方は、わっちのような未熟モノには、本当に勉強になります。
ああいう風に、ブーイングを浴びてみたいものです。