EMLLの山猫戦士と言えば、ジェリー・エストラーダ!
先日、『かけんわっ!』リスト入りしたジェリーですが、見つけましたっ!


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エストラーダは、同年代のラ・フィエラとのタッグで、メキメキと頭角を表し始めました。


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(ラ・フィエラ)


当時、グラン浜田が、全日のメキシカンのブッキングをしていたので、ジュニア戦線が、充実していた時期ですね。
大仁田が引退し、ウルトラセブン、浜田、井上あたりが、チャボのインターJr.に挑戦、敗退を繰り返していた頃でした。
三沢タイガーの出現により、ジュニアのメンバーの若返りを計りたかった馬場は、ベテランよりも、活きの良い若手を呼び寄せるようになり、タイガーのデビュー相手に、ラ・フィエラを、その後のライバルに、エストラーダ、ピラタ・モルガンらを見据えていたようです。



ダイナマイト・キッドのカムバック、ジャパン・プロレスの小林邦昭の参戦により、メキシカンの出番が減り、浜田の全日離脱により、完全に日本とのパイプが切れてしまいました。

エストラーダは、帰国後、ウルトラマンを破り、メヒコのゼットンと呼ばれ……ませんが、ナショナル・ミドル級チャンピオンになり、出世します。
ベテランの域に達したエストラーダは、初代のCMLLチャンピオンとなり、SWSの東京ドームで、ウルティモ・ドラゴンの日本デビュー戦の相手を勤めます。
三沢タイガーと戦った時のような無鉄砲な動きはなりを潜めましたが、その代わり、受けのツボを極めたような動きで、ルチャだけではなく、ジャパニーズ・スタイルにも対応していました。

世が世なら、今現在、WWEで、ゲレロ家並の待遇で迎えられていたかもしれない、そういう意味では、隠れた強豪の一人でしょう。