ヴェエエィ~、ビッグショー!
『業界最大のアスリート』こと、ビッグショーを見ていると、本当に歯がゆくて仕方ありません。
WCWで、ホーガン相手に破格のデビュー戦を行い、常にトップを走り続けてきました。
WWE、WCW、ECWタイトル制覇を唯一成し遂げたレスラーです。
WCWに所属していた時は、当時、提携していた新日本に出場。
トップロープからのミサイルキックを披露し、我々の度肝を抜きました。
本人に言わせれば、
『ムーンサルトくらいなら、できるぜ』
だそうですが、誰が犠牲になるのやら…。

デビュー当時は、アンドレの隠し子というギミックを使っていましたが、フレアーからの忠言で、それは取りやめ、『ザ・ジャイアント』として、威風堂々とメインを張り続けています。

しかし、お人好しな性格が、災いとなっているのか、今一つ突き抜けた絶対的な強さを感じさせず、いつも、二番手以下のポジションに甘んじています。
アンドレとショーの違いは、投げられるか、投げられないかにつきます。
アンドレを現役時代に投げたのは、レイス、ブロディ、ハンセン、ボック、猪木、長州、ホーガン、アルティメット・ウォリアー。
その中で、猪木にギブアップ、ホーガン、アルティメットにフォールを許した以外、完全な黒星はありません。
しかし、ショーは、ここぞ!と、言う時に、ほとんどいい所なく、敗退しています。
レスナー、アングル、HHH、ゴーバー、ラシュリー、シナ。
誰もが、ショーを投げ飛ばし、ピンフォールすることで、チャンピオンになり、トップに上り詰めています。

あくまでも、私見ですが、プロレスというジャンルは、チャンピオンにならなくとも、『存在』で、トップになることができます。
だから、ショーには、あんまりコロコロ負けて欲しくないんですよね…。

ホーガン、フレアーが、殿堂入りした時のスピーチに、号泣したビッグショー。
尊敬するレスラーを見ると、本当にただのファンになってしまう辺りが、歯がゆくもあり、そして、愛らしくもあり…。

巨人レスラーは、長生きできない…、本人は、そう思っているようですが、そんなジンクスをはね飛ばし、大活躍してほしいと思います。

巌鉄さんのプロレスラーBANZAI! PART2-101006_155103.JPG