青森の知人から
「ねこぜさん!五所川原市に鯛茶漬けがオススメな蕎麦屋があるのでぜひ行ってみてください!ちょっと変わっているお店なんですが…」との情報をうけて、
冬の五所川原にやってきました。
建物が変わっているのかと思いきや、ここには強烈な個性を持ったご主人がいました。



●変わった蕎麦屋の秘密をさぐりに、いざ五所川原へ





完全予約制のお店なのですが、
予約の電話をしたら、今日は他のお客さんの予約は入っていないとのこと。
貸し切りか…そんなに隠れ家店なの…?


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五所川原の市街から外れたとこころにある羽野木沢へ。
入り口の門もすごいな…!!




どこが変わってるの?!と思うほど、
ちゃんとした立派なお屋敷が見えてきました。




というか、古民家好きの私はもうドキドキ!
玄関にでかい壷がある家に憧れます



さすが文化財・阿部家!いたるところにお宝が

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棟方志功さんの書!!

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中国革命の父・孫文が阿部家当主に贈った書!!


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なんとこちら、
五所川原の大地主阿部家が建築した邸宅で、
国指定有形文化財登録の古民家(の一部)だそう。

築120年たっているというのに、このどっしり感。
雪の重みがあっても、これだけ長持ちする日本建築すごいな。




●え…これで蕎麦屋?!

 


こちらの
夏場は和室を使っているそうですが、
冬場は寒いのでこちらの洋室に通されました。



SNSにこの写真をアップしたら、読者の方から
「校長室ですか?
」と聞かれました。確かにそう見えなくもない。


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ご主人からなぜこの店を知ったのか聞かれ、
青森が好きでよく来ていることと、
青森の知人にすすめられたことを話したら、

「あ、あなたはもしかして…!!
お台場でなんかしたり、温泉とか行っちゃってるブロガーの方じゃないですか…?」

お台場って多分、能町みね子さんの逃北イベントのことですね。
こんなところで超マイナーブログを知っている方と出会うとは。



●気になる鯛茶漬けと蕎麦は…


鯛茶漬けが美味しいという噂を聞いてきたんですが、
今回は急な予約になってしまったので、
残念ながら肝心の鯛が取れず。

(冬が一番美味しい時期らしいのですが、
 天気の都合などで手に入らないこともあるそう)



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▲「満天そば(まてそば)」 (1200円)

今回はお蕎麦をいただきました!
 

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衣がサクサクな天ぷら(お見事!)に、 
しっかり味がしみ込んでいてホロホロのにしん、そしてかすかなゆずの香り。
ごはんが欲しくなります!!!

 
みどり亭さんのメニューは、化学調味料を使わず、
塩分控えめにこだわっているので、たしかにおつゆは薄味。
私ももうすこしダシがきいているといいなと思いました。


ご主人も蕎麦は好みがわかれるといっていたので、
はじめて行かれる方は、鯛茶漬けを食べることをおすすめいたします。
付け合わせがおいしかったです。


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自家製の柿ようかんがさっぱりしていて美味しい!!
これ買って帰りたいくらい!

少食なんですが調子にのって、お汁粉もいただきました。


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そばがきの汁粉 粒あん(450円)
テーブルなのにお膳でできました。いちいち器も立派です…
抹茶入り玄米茶と塩昆布つきです。

こしあん(400円)もあります。



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そば粉をお湯で練っておもちに見立てた
そばがきは長芋のような食感。
お餅よりも軽いので、食後におすすめですよ~!


青森だとかなり甘めのあんこが好まれるようですが、
そばの甘さがきいていて、十分甘くて美味しい

これなら口直しにもピッタリ。


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こんなリッチな場所だから、
マイ箸で50円割引とかどうでもいい(笑)





●美しすぎる日本家屋と雪景色

2階も見せてもらったら…

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うっはー!!!雪景色美しすぎる!
こんなお部屋、憧れるわーーー。


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庭園は冬場は雪に埋もれ、こんな感じ。

池もありますね。


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またあたたかくなったら来たい!



●文化財 VS ご主人のセンス




こんなに立派な建物なのに、
ひとつだけ残念なところがあるんです(笑)!

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ああーうらやましい…こんな火鉢を使ってみたい…うらやましい。ほしい。
古いものが好きな人から見たら、ここはお宝だらけなんですが…
ご主人の阿部さん(上の写真の人)のセンスがなかなかすごい。





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いたるところにベタベタと貼られたカメムシ注意の貼り紙。


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さらに店とは関係ない、地元情報の無駄なインパクト。

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弓矢を用いたついたて(茶道でつかわれるもの?)。



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化石。


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阿部さんがレイアウトした展示スペース。
阿部家の歴史が
全く想像がつかない。
 

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軽いノリでイベント企画もOK?

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阿部家と関係あるイタリア料理の資格かと思いきや、
壁がさみしいからと友人が自分の証書を貸してくれたそうです。


 

●ねこぜへのサービス

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ねこぜさんはきっとこういうのがお好きですよね?
夏場はカメムシがすごいので…殺虫剤を3種類ご用意しています


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予約すれば、この贅沢な特別室の利用も可能!
文豪のように物書きをするのに最適ですよ!」とご主人。
カメムシの大群さえいなければ、ここに泊まりたいのに!



●おすすめはやっぱり鯛茶漬け



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ちなみに、夏場はこの和室で食事ができます。



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冬の間(3月まで)は青森の真鯛がおいしい時期。
ぜひぜひ皆さんも行ってみてください~。


【みどり亭さんの
美しい写真が紹介されているブログ】
ご主人と仲が良いJAZZさんのブログ
yukiさんのブログ
 

☆お蕎麦と鯛茶のみどり亭
【要予約】
青森県五所川原市羽野木沢字実吉16
五所川原駅から車で約30分
TEL:0173-29-4566

営業時間:11:00~15:00(ラストオーダー14:30)
定休日:水曜日
HP:http://www.dab.hi-ho.ne.jp/midori-houshin/

※見学だけは不可