ちょっと前の話ですが、青森の知人から
「つがる市に、すっごくおいしい鍋を出す、変わったレストランがあるよ!」
と聞き、つがる市に行ってきました。
 
{C598A7AE-49CA-4F4F-9B04-E5CD6CBE1D04:01}

「お寺ですか ノー こうえんです どうぞ ヘイ 志仙」
まさかここじゃないだろうな。いや、ここしかないだろう。
 
 
{F3A3705A-9C54-486F-AF33-448EB4181039:01}

「農家レストランありがとう」

 

ハイテンションで、ポジティブな人が出て来たらどうしよう。。。
そんなねこぜの背後に、車の音を聞いた謎の男がすーーーっと近寄ってきたのです。
 
車を察知する能力、どっかの人みたいでハラハラする。

「あなた…どこから来たんですか」

「と…東京です!!!」

「そうか…それはそれは」
 
事前に予約の電話していたけど、
このテンション低い人がオーナーの荒谷さんであった。寡黙な人でよかった。
 
{87778D48-62B4-4ABD-A5C6-86954DAF7E7D:01}
「さあ、こっちへ…」
と、庭先にあった、菜の花でいっぱいの小さな丘に案内されました。
 
{04852F75-9DFB-496E-8A6E-3BE43991DD31:01}
 
「私がつくった石垣です。これでギネスねらってまして…」
この話、とても長くなりそうな気がしてきた。
レストランは一体どこに…

 

{6FA8D9EB-A91C-41D9-90FF-3E9567036372:01}


「あっ、あそこは?」

 

{70A79025-E878-40C6-A60E-1B4AA8F3AE42:01}

「これがレストランですか…?」


 
{CBB83120-07BB-400E-9DF9-F1406B259210:01}

「いえ、私がつくった小屋です」

ここは地元の人たちと集まる場所らしい。

 
{262A04CC-CCC7-4921-A4EE-C35E9E317F54:01}
ああ!!
憧れの三村知事からの表彰状が!
どーしてこんなものが?!
 
{1E24B05E-78BE-4025-8FA1-37C9CB0DB1E4:01}

ん?あおもりの食名人…?名前は聞いたことあるけど、

 

「ええ。こういう活動をしたり、
ゆるキャラのイベントやってます…」

荒谷さんは「ゆるキャラすもう大会」の実行委員会もやっているそう。
…で、レストランは?笑



 
{B434E809-7EF5-4760-8CA8-60FBD5DC50B4:01}
 
「こっちの庭に…」
 

この庭はどれも荒谷さん手作り。
 
 
{2E6DDAB6-5622-4677-B08B-C81BFA8B997C:01}

木を植えたのも荒谷さん。
 
{ECEE34E7-F664-4D68-8F3E-09BB2C6D798F:01}

小屋を建てたのも荒谷さん。なんというエネルギーなんだ。

 
荒谷さんの本業は大工というわけでもなさそうなのに
映画のセットみたいになってるじゃないか。
よくぞここまで作ったもんだ!
 
{C7913C73-F81A-441B-A323-877A47EBAE62:01}

「ここは茶室…」
 
え!?
 
ちょっと荒谷さん、作りすぎ!!レストランは…?笑
 
{9BB7C4A6-E74D-42F2-9A84-0E887A716DF3:01}

「日本一、お金がかかってない茶室です」
 
{2FB5F10F-A456-4B6A-98B1-B4F0298511A8:01}
十分立派にできてます。
 
 

{83298F0F-0DFF-4A95-9DE4-709BAB3924B0:01}
この門も荒谷さん作。
 
 
{FEFE8179-1660-42EF-9D18-98C7812CCB81:01}
 
これも荒谷さん。
時代劇に使われそうないい感じの小屋!!
{36CBBF4D-23BA-4359-9A57-A4512047B783:01}
…と思ったら、
なんと、ここがレストラン!!(笑)
右側の「夢」ってのも気になる…

荒谷さん、とっても美味しい鍋があると聞いたんですが、
今日は食べられますか?

「はい、じゃあ、用意しますから、
 美術館でもみて待っててください」
 
{530CEC45-A4D8-42A5-AC98-D30613733DB0:01}

美術館もあるんかいッッ…!!!(笑)



{B0D39C70-13E7-4B5E-B12D-C79266E9D243:01}

もちろん、荒谷さんの手作り!!
美術館というか、城です。

中に入ると…
{F0BA2EDE-B03E-41AC-8048-FD9E13DEC4EA:01}
 
うわっ!床がなんか変な感じ!
「(照れ臭そうに)日本で一番床が傾いている美術館です…」
 
 
{4C039096-5562-450C-9DD2-080897B9114F:01}

美術館の制作過程。
 
{26ABFC55-18D4-4FBE-91B0-209E5A25489A:01}
置かれている作品に注目してほしい。
 
{3F01115F-1B0C-4A4A-AB9B-1FEBF109DEFE:01}
これは?
 
「左手で書いたらホメられました…」
 
と、少し照れる荒谷さん。展示作品まで自作か!(笑)
 
 
{447B5393-46F7-4D48-AECF-904058762380:01}

「2階もあるのでみててください」
 
この美術館の2階がとっても素敵で癒されました。

東京

 

時間を忘れてぼんやりしていると…
いよいよ鍋ができたようです。

 
 
 
{FE4ACA03-4F92-4537-927F-4248EBC8E068:01}
レストランは誰かが手伝っているのかと思いきや、
鍋も荒谷さんひとりでつくってます笑

{BF36CDE8-BB5A-41A8-B05A-3B06EC7F6B58:01}

レストランの中もいいかんじです。
私の自宅にもこんなの欲しい。
 
{501C9CC1-6FC8-43B0-BAC1-E75969DE9A8C:01}
 
さてさて!お待ちかねの鍋!!
…てこれなんですか!?

{4A67E9E6-78A1-42C7-9859-9697E443BD09:01}
「ひばたんぽ鍋です」
 
聞いたことない!

{8F4ED8A0-41B5-4095-8064-807232A37B5B:01}

「このきりたんぽを入れてるんです」
へー。さっそく食べてみますよ。
 
{595ACC11-8F4A-4BD4-B4BE-FD2D877B148D:01}
きりたんぽうまいーー!!!!!!

つーか、全体的にうまいーの!!!

 
{9542A3E6-F774-46C4-942F-688A99D55418:01}

さらに!!!

こ、これは…すしこ!!
 
すしこは
つがる市周辺の郷土料理。
酢漬けのお米です。
 
オカズがなかった時代、
米をおかずに米を食う文化があったときいていたけれど、
食べられる機会がなかったから、ちょー嬉しい!!



初すしこ、うまかったです!


 
{AA23B942-C859-4342-9A94-162FEAD332F3:01}


しかも!
しとぎ餅とコーヒーもいただきました!!!
ちょーぜーたく。
 
{36BDC08A-34BD-425D-86EB-87E3C7F3331D:01}


もちろん、しとぎもちは荒谷さん手作り!笑
しかも、めっちゃくちゃうまいの!!!
荒谷さんすごいなーーー!
 
レストランに辿りつくまでに、さんざん荒谷さんのすごさを実感してきましたが、
これは美術館以上…、一番感動したかもしれない。
 
 
なぜこんなに美味しいのか理由を聞くと、
実は荒谷さんは京都で庭師をやっていたときに食べた
おいしいお菓子の味がわすれられず、
それに勝るものをつくれないか試行錯誤し、このしとぎ餅にたどり着いたとか!

庭師という職業柄、
家の方の茶道やお花の話を理解しないといけないと思い、
いろんなことを勉強していたのが役に立ったそう。
その向上心と実行力は見習わないと…!!
 
 

荒谷さんの思想がつまりまくったこのレストラン(&庭園)は
毎週日曜限定で営業中!
 
 
 



ひばたんぽ鍋、すしこ漬け、しとぎ餅、コーヒーのセットで

なんと500円!!

 
 
この売り上げは
すべて福島に募金しているそうです。
(荒谷さん…すごすぎる!)


要予約ですが、
ぜひ、行ってみてください。
 
 
{C7F54C6C-2D2A-48B6-806F-D34EFCBB8285:01}
 
☆農家レストランありがとう
※日曜限定、要予約
NPO法人 つがる夢庭 志仙会
青森県つがる市柏下古川絹川111-3
電話:0173-34-5435
携帯:080-3146-8331(理事長 荒谷政志さん)
http://aomori-gt.com/gtm/040.html


 

 

 

大ニュース!

今週末、毎年恒例のイベントがあるそうです!


2014年10月13日(月•祝)

「夢庭秋まつり」
おにぎりと豚汁の振るまいがあります!
この機会にぜひいってみてください~!