公民館をより市民に開き、多様な活動がしやすい施設に
吉川市の一番大きなホールを抱える中央公民館は社会教育施設です。おあしすとは違って社会教育法に縛られる場所です。
今回の提案は この縛りを外すために中央公民館を社会教育施設から卒業させ、活用の幅が広げてもらいたいということです。社会教育施設としていつまで在るのか、コミュニティセンターへ移行するための議論を進めていってもらいたいと思っています。
公民館としての役目は果たせているのか
現状、公民館は社会教育施設です。公民館では社会の要請に的確に対応するため公民館主催で教育事業などを展開しなくてはならないそうです。SDGsの学習や気候変動、LGBTや憲法などの研修がどの位行われているのかお聞きします。
公民館の柔軟な利活用について
かねてより、営利はダメ、政治はダメ、と言われていましたが、平成30年に文科省より事務連絡の通知が出ていて、営利利用と政治家利用についての解釈の周知の依頼が来ていました。
そこには以下のような活用ができ得るとの具体例がはいっています。
ぜひ、吉川市においても柔軟な活用ができるといいと思います。
そうしたら、演者を招いてのコンサートやチケット販売もできるし、講演会で、講師の書籍を販売することや、演奏会で演者のCDを売ることも可能になります。
さらに、政治家による政策説明など広く市民に対して行うイベントにも利用可能になるはずです。
予約の方法
公民館は登録していないと利用できないのですが、5人以上の団体でないと借りられません。また、5市1町でまんまる予約システムを利用しているのですが、公民館はそれでの予約ができません。
それから、大ホールを借りるのに「〇日か△日のどちらかで借りたい」ということができません。一択で申し込まなくてはならないのです。さらに、他団体と重なってしまった時に話し合いの場なく、AIを使った公民館による抽選になっています。話し合えれば、それならどうぞという話になるかもしれないのに、そのようなチャンスを得られないのは少しもったいない気がします。
アウトソーシング
昨年の行財政改革推進委員会の中で、公民館のアウトソーシングについて推進の方向性で調査研究していくとの答弁をされていますが、その後、どうなっているのかお聞きします。指定管理などで活用していくといいのではないでしょうか。
デジタル化
おまけのようですが、公民館はデジタル化も課題になっているので、Wi-Fiの導入についてと、デジタルサイネージの設置についても考えをお聞きしようと思います。Wi-Fiが入ったことでおあしすでズームの講座を受けることができるようになったり、より活用の幅が広がりました。デジタルサイネージについては、市役所で流れている市の事業について公民館に立ち寄ってエントランスで座った人が偶然にも見るというのは効果があると思いますが、おあしすの効果をお聞きして判断したいと思います。
【参考資料】
社会教育法第23条第1項の解釈の周知について(依頼)
社会教育法第23条第1項第1号の解釈の周知について(依頼)具体例
https://www.nier.go.jp/jissen/book/r05/pdf/20240502.pdf
社会教育法
吉川市公民館条例施行規則
