佐賀県にある吉野ヶ里歴史公園は弥生時代の環壕集落跡で、広さはディズニーランドの何倍にもなるとか。
 弥生時代は稲作技術を基礎にムラが拡大した時代で紀元前5世紀ごろから、ヒミコとかヤマタイ国とかが記録に残る3世紀ごろまでの時代です。


 吉野ヶ里遺跡のロケーションは北に中低山クラスのやまなみを背負い、南に広大な平野が開けていく絶好の農業ゾーンで、今も水田が豊かに営まれています。



 環壕集落、つまり堀が巡らされているということは、外敵の脅威にさらされていたということ。集落内の埋葬跡からは、頭部のない遺骨や矢尻がいくつも刺さった遺骨が発掘されているとのこと。

 稲作の時代、弥生時代は戦の時代でもあったということです。どうやら 稲作→自然と共生→平和 という連想は当てはまらないようです。