私はがん経験のある社労士です。治療と仕事の両立、就労に不安のある方にいろいろお伝えしたいとブログを始めました。

 

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励みになります。

 

 

最近思い出して、

私のせいではなかったのかしらと

 

改めて考え直したことがあります。

 

 

クローバー クローバー クローバー

 

 

平成29年9月に右扁桃腺の腫瘍を摘出し、

悪性リンパ腫と診断されて

 

12月に抗がん剤治療を開始しました。

 

 

1回目は1週間入院しましたが、

残り3回の治療は通院でした。

 

3週間に1回、合計4クールです。

 

 

通院治療の時も当日と翌日は休み、

 

何かの異常があったとき、すぐ病院に行けるよう

 

毎週1日は休ませていただきました。

 

 

 

 

 

 

前もって治療のスケジュールを上司にお話しして、

 

忙しい時期、同じ部署の皆さんにご迷惑をおかけすることを

 

お詫びしました。

 

 

そして

治療がいつまで続くかということも。(これは大事なことでした)

 

 

 

繁忙期でしたが人員を補充することができないので、

 

同僚に負担がかかりました。

 

人によっては、

これまで担当していた業務に

 

かなり影響があったと思います。

 

 

内容によっては結果を問われることもあったでしょう。

 

 

 

3月に異動の発表があり、

 

上司の女性課長が

年度末で退職されるということをお聞きしました。

 

 

「課長、私が病気欠勤でたびたびご迷惑をおかけしたからではないですか?」

 

そうお尋ねしました。

 

「そうじゃないのよ」

否定してくださいましたが、

 

退職理由の1つにはなっていると思いました。

 

 

 

所長から

 

新しく赴任される課長に、

 

治療のスケジュールと

治療がいつまで続くかということを話しておくよう指示がありました。

 

 

 

 

 

 

 

治療がいつ終わるかは

あくまでもその時点での予定なので、

もし病状が変わって長引いたらと思うとヒヤッとしますが、

 

当時はそこまで思い及ぶことはありませんでした。

 

 

抗がん剤治療のあとの放射線治療も

予定通りに終わり、

その後は定期的に受診し、経過観察でしたから月1、2日休めば十分でした。

 

 

 

 

 

 

振り返ってみると、

治療を続けていた頃は、

 

仕事と両立させることで頭がいっぱいでした。

周りのことを考える余裕もなかったと思います。

 

 

当時はまだ、

治療と仕事をどうやって両立させるかということが

あまり認識されていなかったのです。

 

どこかへ相談するということも思いつきません。

 

 

それは患者ばかりではなく、

職場の対応にもいえることです。

 

 

今のように情報が溢れるほどあって、

 

上手に探せば必要な情報に出会えるというわけではありません。

 

 

 

患者よりも職場の方がもっと情報が乏しかったのではないでしょうか。

 

法や就業規則、個々の雇用契約書などに照らし合わせ、

上司も私以上に悩んで

 

途方に暮れていたのではと

 

今になって思い当たります。

 

 

 

それぞれが

いろいろなケースに出会って

経験を積んでいくのでしょう。

 

 

チューリップ紫 チューリップ紫 チューリップ紫 チューリップ紫 チューリップ紫 

 

 

 

お読みになった患者様、ご家族様

桜は散りましたが、

 

八重桜やハナミズキが見ごろです。

 

 

気温が上がって

汗ばむ日もありますが、

どうぞお体大切に。

 

皆様の心に光が差し込みますように