ホームのど真ん中に横向きのしんごうがある駅 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

中継+特殊.JPG

写真は、JR東日本の青梅線の東青梅駅のホームの立川寄りから奥多摩方面を見た風景です。ホームの真ん中に信号があります。一番上の白いランプの点灯しているのは「中継信号機」と呼ばれる、先の信号機が見にくい時にその手前で運転士に先の信号機に何が点灯しているのか大まかに知らせるものです。道路上の車に対する補助信号機みたいなものです。
写真では駅を出るところの信号機をカバーしているので、今電車が止まっていて運転士が指差し確認をしたら「出発!停止!」となります。白いランプが横向きに並ぶのは先の信号機は停止、斜めの場合は緑と黄色や黄色1つ、黄色2つなど速度制限のある現示、縦なら緑で「進行!」です。
信号注視は運転士の義務で通常は運転士に見えるよう、ホームにある場合は乗客から見ると縦を向いています。しかし…。

新郷駅.JPG

SL「パレオエクスプレス」でも有名な埼玉県の秩父鉄道に、ホームに横向きに立っている「しんごう」があります。但し「信号機」ではなく、駅の名前が新郷なんです。秩父鉄道には、他にも「おまえだ(おまえだ)」など、ユニークな駅名があり、一番上の写真のJR青梅線には難読駅名が結構あります。
全国を探し回れば覚えきれないほど珍しい駅名があり、それもまた鉄道の面白いところです。