私の私のカレチは、女性社員… | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「てツろグ.」-EF510型500.JPG

今日は、以前採り挙げたことのある鉄道の電報用専門用語について再び触れてみたいと思います。以前「私の私の彼は、左利き…」という歌詞の歌を麻丘めぐみさんが歌っていましたが、彼、いや彼氏、ならぬ「カレチ」というのが鉄道用語にあります。
「レチ」というのは列車長の略で車掌を指しますが、これに「カ」が付くのは旅客専務車掌の略です。旅客専務車掌は、ドアの開閉や運転士への指示などの業務を行わず、車内改札や精算、切符の販売などに専念する係員です。例え女性でも「カレチ」なわけです。特急など特別な切符が必要な優等列車などで見かけたりします。
以前は「検札」と言い現在は「車内改札」と呼ぶ「乗車券を拝見します」と車内を回ってくるのがそうです。駅に着くと乗務員室に戻ってドアの開閉をするのは「レチ」です。鉄道上の運転に関わらないのが「カレチ」であり、車掌がいるのにワンマン運転や無人運転と称されるのがこれです。
最近の若い世代の方々は「彼氏」のアクセントが以前とは異なっている傾向がありますが、まさか「カレチ」まで若者世代の彼氏同様のアクセントにはなっていないでしょうね…。