「清盛マリンビュー」 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-西日本キハ47形7000代_0001.JPG

NHKの大河ドラマが「平清盛」にシフトしましたが、こういった視聴率の高い著名な番組の放映と共に、縁の深い地域では観光客の誘致が盛んに行われ、自治体や鉄道会社なども含めてイベントを開催するなどのケースも多くあります。この「平清盛」にちなむ広島地区も例外ではありません。
写真の列車は、国鉄が製造した通常の気動車キハ47形に大改造を施工し、船をイメージした内外装となり人気の「瀬戸内マリンビュー」と呼ばれるものです。広島地区に配置されており、定期運用はありませんが海岸沿いを走る呉線で土休日に運転されるケースが多く、2両編成のうち凝った1両が指定席、多くの乗客が乗れるもう1両を自由席として走るのが定番となっています。
列車名は、車両そのまま「瀬戸内マリンビュー」1号、2号などとしていました。今月28・29日や来月も三原から呉線経由で宮島口との間で運転されますが「清盛マリンビュー」1号、2号とされ、ついに列車名にまで清盛の名が轟いたことになります。

荒川夢悟「テツろぐ」-103系.JPG

呉線は、国鉄が製造して首都圏や近畿圏の通勤電車として大活躍、両数も半端ではなかった103系が多く使われていましたが、近年は近畿から転属してくる113系に置換えが進み、トイレ設置工事が済んでいない編成から淘汰が進んであまり見られなくなってしまいました。
暖かい時期になると、海沿いの観光客も増えます。清盛観光のついでに、良かったら近くを走る列車にも目を向けて頂けたらと思います。