私鉄のE233系 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-小田急4000形.JPG
昨日は、どんどん増殖してゆくJR東日本のE233系電車について採り挙げましたが、今日は他の鉄道がE233系をアレンジして登場させた車両をご紹介したいと思います。
こちらは、小田急電鉄の4000形です。2007年(平成19年)から製造が始まっているのはE233系と同じです。前面スタイルはオリジナルですが、側面や機器はほぼE233系と一緒で、モーターと車内は独自のものを貫く形になっています。インバータ制御の車両は、モーターは変わっても制御装置が同様の電流を発生させれば似た音が出ます。
当初は東京メトロ千代田線直通用でしたが、地上の運用で分割・併合をしない列車も増え、10両固定編成のこの車両も地上運用の一部を任されて新宿駅でも見ることができます。今年度で110両に達する予定で、さらなる増備も考えられます。
ちなみに直通運転先の千代田線には、JR東日本のE233系2000番台も走り、本家と顔を合わせることもあります。
荒川夢悟「テツろぐ」-相鉄11000系.JPG
そしてこちらは、相模鉄道の11000系です。昨年の春に登場し、将来の湘南新宿ラインへの乗り入れも念頭に置いた系列となっています。小田急4000形の一部もそうですが、JR東日本の新津工場に発注、新造された車両が存在します。同じ性能の車両を製造している場所に依頼をすれば、値段も安く上がります。
小田急4000形よりさらにE233系と似ており、乗ってしまうと区別がつけにくい感があります。ずっと相鉄スタイルを貫いてきていましたが、その前のJR東日本のE231系を基本とした10000系から、独自のスタイルを捨てて合理化を図った車両が新造されるようになりました。
荒川夢悟「テツろぐ」-東急5000系.JPG
JR東日本の新世代車両の考えを多分に採用した車両のきっかけは、この東急5000系が始まりといえるでしょう。独自のスタイルを貫く鉄道もある一方で、一層の合理化を図る鉄道も多く存在します。