さよなら「バス共通カード」 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-SN370222.JPG
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県を走る多くの路線バスで採用され、使用されてきた「バス共通カード」が、PASMOやSuicaの普及により役目を終えようとしています。
当ブログで「バス共通カード」の話題は不思議に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、鉄道と密接に関わりのあるバスなどの他の交通機関の話題も採り挙げて欲しいという声もあり、そしてこのカードで乗れる電車もありますので、今日はこの話題とさせて戴きます。
荒川夢悟「テツろぐ」-都電7000形.JPG
「バス共通カード」で乗れる電車とは、都電荒川線のことです。そんなカードですが、ほとんどのバス会社のホームページで、今年の3月いっぱいで発売を終了、7月いっぱいで使用も終了という発表がされています。
PASMOやSuicaでのバスや都電の利用も、カードとほぼ同額のプレミアが付きますが、月が変わると利用額に応じたプレミアを計算する「バスポイント」がリセットされてしまったりと、カードよりやや不利な点もあり、今でも根強くカードを利用する乗客もおられます。
しかし結局、プレミアの増加でPASMOやSuicaの利用での不利を少なくした上で「バス共通カード」を廃止するという結論に至ってしまいました。
廃止後は無手数料での払い戻しが行われますが、あまり詳しい内容が明らかになっておらず、発売額から使用分を差し引いた額が戻るのか、使用した額に応じたプレミアの分を含めて返金されるのか、バス会社のホームページは各社とも分かりにくく掲載されているようです。
いずれにしても、今年3月末に発売を止めて7月末で使用中止という会社がほとんどです。これから購入される方は、期間内に使い切れる見込みがある場合のほうが無難な気がします。
中部地区や関西地方は、鉄道やバスを含めて利用できるプリペイドカードが現役バリバリで残っている場所も多い中、首都圏ではICカード化がどんどん進んできています。