卑劣な痴漢行為には断固たる対応を! | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-埼京線205系.JPG
以前から鉄道では後を絶たなかった問題ですが、近年、痴漢行為の凶悪化が深刻化しています。警視庁によるアンケート調査では、要望として「巡回警備の強化」や「車内への防犯カメラの設置」、そして「車内アナウンスでの注意喚起」などがあったそうです。
ここで、一つ重要な点を記したいと思います。犯人の逮捕についてですが、これは警察官にしかできないと思ったら大間違いです。現行犯に対しては、一般人でも逮捕できるとされています。つまり、被害に遭っている瞬間を目撃した場合は、証人も必要ですから周囲の乗客と協力して、その場で犯人を取り押さえることができるのです。但し、取り調べは警察官にしかできないので、逮捕後は速やかに犯人を引き渡す必要があります。
その一方で、これを利用して目撃者を偽って容疑者をでっち上げる事件も起きています。被害に遭われた時は、とにかく人に知らせることです。また助けを求められた場合は、きちんと状況を把握して周りと協力して現行犯逮捕を。そして通報です。犯人が暴れた場合は、列車が駅に停止する前に非常ボタンを押してしまうとドアが開かず車内で被害が出る可能性がありますので、犯人の証拠になるようなもの、例えば荷物や携帯電話などを押さえて後で警察官が逮捕できる状態にして、逃してしまったほうが安全なこともあります。この場合は、犯人のものを取り上げても窃盗罪には当たりません。
一瞬の出来事なのでためらってしまう場合もありますが、予め対処法を知っておけば、さっと体が動いたりします。被害は、その場だけには留まりません。心の傷も残ってしまいます。鉄道は安全な乗り物に。まずは、鉄道に関わる、鉄道を愛する人たちから、犯罪は許さない社会を作ってゆきましょう。筆者も例外ではありません。目撃したら、現行犯逮捕させて戴きます。犯人が凶暴な場合は、少し車内から少し離れた場所で携帯電話で110番通報をするのも一つの手です。また、駅に停車した際は、係員や警備員をすぐ呼んで下さい。とにかく周囲に知らせ、協力し合うことが重要です。