携帯電話でも買える「TJライナー」券 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

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今月15日から、東武鉄道の東上線を、毎日夕方の帰宅ラッシュ時間帯に走る乗車定員制の「TJライナー」のライナー券が、携帯電話からも購入できるようになりました。
「TJライナー」は、車体の横方向に座るロングシートと、進行方向に向かって座るクロスシートの転換が可能なマルチシートと呼ばれる座席を装備した50090系電車で運転され、ライナー券は前5両と後ろ5両に分けて発売され、座席は自由に選べます。始発の池袋のみライナー券を発売、最初の停車駅のふじみ野から先は、乗車券のみで利用できます。
ライナー券を購入すると、携帯電話なら画面に、自動券売機なら券面にQRコードが表示され、これを読取り機にタッチして、これまで係員がライナー券の確認をしていた池袋駅の「TJライナー」の発車するホームに入場できます。
荒川夢悟「テツろぐ」-東武200系.JPG
携帯電話でのチケットの販売は、東武鉄道ではこれが初めてではなく、伊勢崎・日光線系統の特急列車で既に導入されていました。ただこちらは全車指定席ですので、携帯電話に表示された座席に着くことによって、券売機で発売された特急券同様、車掌が送られてきたデータと着席具合を照合して車内改札(昔でいう検札)を省略します。JR東日本に乗り入れる特急は携帯電話での購入には対応していませんが、やはり特急券の発売状況が車掌に送られています。
古くからこのやり方を導入しているのが、小田急ロマンスカーの「ロマンスカー@CLUB」です。会員登録を行った後にクレジットカードを登録し、小田急は1000円単位の積立式、東武はライナー料金や特急料金そのままの額の決済という違いはありますが、似たようなものと言えるでしょう。
また、JR東日本の「中央ライナー」も、サイトの「えきねっと」に登録していれば、携帯電話からライナー券の購入が可能です。
時代は、どんどん進歩しています。東武鉄道ユーザーの方は、うまく活用してラッシュの中などの楽々乗車を満喫すると便利かと思います。