初めは接骨院をやっていましたから電気を掛けたり、マッサージをしたり体を捻ったりしていました。
1日30~50人位の患者さんが来院しますから、それはもう毎日が重労働で「こっちがマッサージしてもらいたい」って思うくらいで、このままでは体が幾つあっても足りないな。。。
と思うことの毎日でした。
接骨院を開業したころから、「達人になりたい」と言う意思が何故かありました。と言うよりは「認められたい」という方が正しいかもしれません。
それほど自分に自信がなく、自分の存在が不安だったのだと思います。
それまでは病院や接骨院で働いていて、月給も15万円~20万円という生活から、保険診療である接骨院の生活がはじまってからは、今までのそれに0が一つ増える収入が急に入り始めて心も生活も少しずつ派手になっていくは当然でした。
そんな毎日でしたが、自分の心が満足することはなく、満たされない思いはますます続くのです。お金ではない、お金では決して満たされないもの、それが僕の心だったのです。
お金よりやりがいを求めて、いつかは達人になろうと思い、西へ東へ、様々な治療の講習を受けては接骨院で実践する様になっていきました。
講習へ行けば、「これが最高の技術だと」主催者は仰っていましたから、素直な僕はそれを受け止め、実践していましたが、結果は無残なものでした。というのは、その場では症状も改善されて楽になったとクライアントは仰るのですが、また直ぐに悪くなる。そんなのが続くと、2回目以降クライアントさんが来院するのを待つ事が苦痛になってくるのです。
「良くなっていなかったらどうしよう」「まだ痛いと言われたらどうしよう」と僕の心は不安で押し殺されそうな毎日で夜寝る時も考えてしまう程でした。
「何故良くならないんだろう?なぜ直ぐに戻ってしまうのだろう?」
最高の技術と言われ素直にやってるけど、何故なんだろう????
そればかり考える毎日が続いたのです。