仏教世界の精神~十界の話~ | 僧職系占い師KEIJOの備忘録

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考える、と言う行為が好き
ありとあらゆることを考えたい

バカの考え、休むに似たり

十界の話

仏教はより良い心の在り方を示すものです。

だからこそ、基礎である心の話をしようと思います。

 

人間の心は10段階に分かれます。

仏界

菩薩界

縁覚界

声聞界

天界

人界

修羅界

畜生界

餓鬼界

地獄界

 

下六つで六道

上四つで四聖

下三つを三悪道

と呼んだりしますが、これらは行ったり来たりが自由自在です。

地獄から仏に行くことも、仏から地獄に行くこともできます。

段階的に上がっていくものではなく、心のどの部分に傾いているか、と言う捉え方をしてください。

 

そして、人間は諸行無常で変化していくものですから、仏界に至っても一時的な場合がほとんどです。

でも、地獄も一時的なものなのですよね。

だから、仏教と言うのは仏界にいる時間を伸ばして、

いずれ仏界にずーっといられるようになることを目指すものです。

 

肉食べないとか、瞑想するとか、頭を剃るとか、そういうことはすべて手段でしかない。

目標は仏界安住なのです。

 

下のリンク記事は

各界にいる時の人間の心の解説と各界の脱出方法(仏界は維持方法)が書いてあります。

どうぞ参考にしてみてください。

 

地獄界「愛の自覚」

餓鬼界「欲との対話」

畜生界「夢想の時間」

修羅界「称賛」

人界「五欲満足」

天界「六道解脱」

声聞界「声なき声を聞く」

縁覚界「導師の自覚」

菩薩界「共感の完成」

仏界「大器」