火曜日の新しい営業スタイルと理容師としての仕事 | 徒然なるままに 〜CUT SHOP Diary〜

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ブログ始めました。

中野区でヘアカット専門店(1000円カット的な業務内容の1800円カット)を営んでおります。
日記、お知らせ、小ネタ色々書いていく予定です。

お久しぶりです。店主です。


だいぶ久しぶりのブログ更新になってしまいました。






年末年始は体調を崩してしまい来店予定のお客様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

この場を借りて謝罪させていただきます。


申し訳ございませんでした。


🙇‍♂️



さて、本日のお話ですが、「大人にも逃げ道は必要😭」という内容と、「理容師として生きるため、美容師仕事との決別😉」という内容の二本立てでお送りします。





子供の頃、仮病で学校やスポーツをサボった経験は、ほとんどの人が一度くらいは経験していることだと思います。

私もよくやっていました。

専門学校時代はスロットのイベントに行きたくて、腹痛で学校を休んだことも数えきれないほどありました。

あまり乗り気ではないあの子とのデートの約束も、面倒な友人からの合コンや麻雀の誘いも、いつも腹痛が救ってくれました。


ですが、時が過ぎ大人になると、なかなかそうはいきません。理美容業界は基本的に日給月給なので、なおさらです。

さらに今の私のような一人自営業ですと、サボる=その日の収入0となり、さらに足を運んで下さったお客様からの信頼も同時に失ってしまいます。

ですので、開業から3年以上経ちましたが、仮病で休んだり早仕舞いしたことは一度もありません。(本当に具合が悪かったり、台風や雪、ニュースになるくらいの悪天候で閉めたり、急な予定でやむを得ずというパターンは度々あります)



家と職場の往復。毎日同じことを繰り返しながら頑張っていると、ふとした瞬間にサボりたくなってしまう気持ちがでてきます。


ちょっとサボって古着屋巡りしたいな…とか、カットショップの休憩時間には閉まってしまう気になるラーメン屋に行ってみたいな…とか。

ちょっとしたことではあるんですが、人生を豊かにするための寄り道として必要なことだと思うんです。


それを合法的に実現させるために、火曜日限定で「店主がやりたいようにやる」曜日とさせていただいております。


特に朝の用事がなければオープン時間は基本的に10時スタートではありますが、疲れたら早く閉めて2〜3時間、場合によりもっと長く休憩をとりますし、16時からの第二部も、17時でも18時でも店主の気分で受付終了するパターンもあります。


もちろん、お客様の並びが少なかったり空き時間が頻繁にあるような暇な日の場合は、気持ちにゆとりができるので通常営業と変わらない時間でやることもあります。



火曜日だけは、逃げ道としてそういうスタイルで営業しています。

先日の火曜日からそのスタイルでの営業でしたが、とても気が楽でした。

昼は13時過ぎには閉めて高円寺のドライサーディンブラザーズにラーメンを食べに行き、ついでに古着屋を覗いてきました。






第二部は極端に混んだので17時半で受付終了しました(クローズ後3名様ほど来店があり、断りきれずに受付ましたが…)


大人にも、曜日限定でこういう逃げ道があってもバチはあたらないのではないでしょうか。皆様はどう思いますか?




次のお話です。



先日、結構長い時間お並びいただいた女性のお客様が今風のウルフカットの画像を見せて「こんな感じで」というオーダーがありました。


ネットから拾った画像ですが、こんなイメージです。↓


ホームページにもだいぶ前から記載していますが、流行スタイルやアイロンセットありきのスタイルはお断りする場合があります。

それがまさにこちらのお客様のオーダーだったのですが、長時間並んでいただいたという負い目から断る勇気を持てず、そのままの流れでカットしました。


ですが、やはり流行のデザインカットは当店のような格安ヘアカット店には荷が重いなと痛感しました。


ただでさえスタイルチェンジは時間がかかるのに、希望スタイルがデザインカットならなおさらです。


スタイルチェンジ、ばっさりカットの基本は、まずシャンプーから入ります。

その最初の大事な工程を、当店ではやることが出来ません。

この時点で、サロンクオリティを提供することは難しいんですね。




あと、単純に当店はメンズカットの割合が多いのと、そもそも10代20代の女性のお客様が極端に少ないので、流行スタイルをカットするという場面がほぼほぼ無いです。

一応、私は美容師でもありますので若いころ嫌というほど切ったベーシックなカットでしたら難なくカットできます。

ですが、流行スタイルのようなデザインカットに関して言うと、現在は切る機会もないですし、機会がないということはわざわざ覚えようとも思えないんですね。


そこで、今回のウルフカットの件でようやく決断することになりました。


「断る勇気」


これが結果的にみんなが幸せになれるのではないかと思いました。


断られたお客様も、例え並んだ時間が無駄になったとしても失敗のリスクを回避できますし、そのあとに並んでいただいているお客様も待ち時間短縮につながります。

私自身も慣れないカットを無理してやるというストレスから解放され、結果的に他のお客様に良い仕事を提供できる。


 

みんなハッピーです。


みんながハッピーになるために2023年1月から、レディースカットはベーシックスタイルのみ提供するという形になります。


長時間お並びいただいても例外なくしっかりお断りしますので、不安なかたは来店時に「これはできますか」といって写真を見せていただいたり口頭で説明いただければと思います。

その時点で可否をお伝えいたします。





早いもので、1月も半ばに差し掛かろうとしています。

この調子でまた一年なんてあっという間に過ぎていくことでしょう。


もうすぐ私も、年代的な意味で次のステージへ突入します。

人生80年とした場合、折り返し地点です。


今年こそ健康診断に行ければなと思ってます。




と言いつつ、油そば特盛を食ってます。

野方 六五郎?六吾郎?のジャンク油そばです。





皆さま、くれぐれも健康に気をつけてご自愛くださいませ。