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High Rollers!

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プレイステーションとセガサターンは90年代を代表する次世代機と呼ばれ同時代に研磨しあったライバル機。発売初期は勢いがやや良かったのはSSの方だったが…後にPSでは当時絶大なブランド力のあったSQUAREのFF-VIIが発売、それからは非常な差が開いていった。

3D処理に強いPSと2D描画に強いSS、といわれた。実際に同じタイトルが開発されているものも多い。

プレイステーション
http://ja.wikipedia.org/wiki/PlayStation_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%A9%9F)
セガサターン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3

どちらも時代をふりかえってみれば高解像度でフルカラー(1677万色)が使用でき、CD-ROMメディアによる大容量が扱えた夢のゲームマシン。

○動画関連
どちらのマシンも今までのハードでは表現しがたかったムービーを効果的に取り込んでいる。同じタイトルでの動画を見比べる限りPSの方が若干綺麗である。JPEGの圧縮率が高か中か…ぐらい(?)作品によってはSSもかなり綺麗なものもあるのだけど…。下記画像をクリックして拡大表示し、キャラクターの肌とかで見比べるとわかりやすいと思う。色味はPS側が彩度が若干低いようだが、出力的な問題であえて補正処理は施していない。

PS動画
High Rollers!-PS動画

SS動画
High Rollers!-SS動画

○セーブ関連
セーブに関しては圧倒的にSSの方が早い。PSはメモリーカードへのデータ転送が遅いらしく、オートセーブにこだわっていたソフトでも実装を断念されたほど。→例)サウンドノベルシリーズなど。PS版リルガミンサーガも開発段階ではオートセーブ仕様も考えていて途中でメモカを抜かれた場合の回避などは出来上がっていたらしい…。最終的には(アクセスの早い)リアルタイムセーブは実装できなかったが。
■セガサターンの半透明機能
SSのハード性能で半透明処理は使用できない、というのを聞いたことがある。『バーチャロン』や『レイディアントシルバーガン』の爆発エフェクトなどを見る限り(メッシュで処理している)使用不可能なのだと思っていたが…。先日『デビルサマナー』をひさびさに起動してみたところステータスメニュー他で半透明処理がある?と思って少し調べてみた。下記ページを見ると半透明は不可能、ということではないようである。動かす必要がない場合や重なり順で工夫をすれば問題が無くなるため、場合によっては使用する場面もあるようだ。

○セガサターンの半透明機能について
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3
http://blog.livedoor.jp/chess_/archives/50118318.html

○ウィンドウに半透明処理
SS半透明機能01

○同じソフトでもこちらはメッシュによる処理
SS半透明機能02

○『七つ風の島物語』
主人公キャラクターが水球に入るシーンや水膜を通過するシーンなどはメッシュで表現しており、キャラクターが水中に完全に重なっている時には色の表示を変えて表現している、または半透明化しているものと思われる。

表示を半透明にする、ということに限って言えば難しい処理(SFCにも搭載)ではないとは思う。また場合によっては見辛くなるが、高速で点滅させれば擬似的に半透明処理っぽい表現は可能だろう。→例)FC版『スーパーマリオブラザーズ』

七つ風の島物語
ゲームというものはDL販売の増加した近年はともかく商品販売寿命の短いものが多かった。作品発表からある程度時間が経過した場合、良作である評価が高まっても販売本数の少なさや入手機会の減少により、需要と供給のバランスが崩れて付加価値を起こすソフトも多い。いわゆるプレミア化してしまう、という事態は珍しいものでは無かった。

確かにユーザーとしては欲しいソフトが高騰することに不満を覚えることも多いが、ある古本コレクターの言葉を借りれば、価値が高いという認識が広まればいままではゴミとして処分されていたものも(高価格ではあるが)市場に出回りやすくなるので歓迎すべき。とも言える。

○主なプレミアソフト
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1412484879
$GAME’S_LOOM-ドラゴンクエストI・II










■ドラゴンクエストI・II(SFC版):93年12月エニックス発売
FCで発売されて評価の高いドラゴンクエストと同シリーズIIのカップリング移植。現在ではシリーズの過去ナンバーをリメイクして現行機種に移植するのは定例となっているが本作はそのハシリとなる作品。一応、上位ハードへの移植ということでグラフィックやシステムなど改善されている部分も多いが、細部においてははかなり荒いつくりなので評価は良くない。

http://s-endo.skr.jp/dq12_bugs.html

個人的にはモンスターグラフィックが劣化していたり原作から色イメージを変更しているなどすごく不満が残る。

FC版ではギガンテスのイメージは緑色。この原作を受けてトルネコシリーズではギガンテスのカラーは緑。しかしSFC版だとサイクロプスのカラーリングに近い薄い緑色に変更されている。
※鳥山明の原画では同系統のモンスターは水色で着色されてはいる。

○FC版ギガンテス
FC版ギガンテス
○SFC版ギガンテス
SFC版ギガンテス
■真女神転生(メガCD版):94年02月シムス発売
92年10月アトラスから発売されたSFC(スーパーファミコン)の移植作品。
女神転生シリーズはマニアによる熱狂的なシリーズ。

MCD版は移植元原作から下記のような変更点がある。

悪魔グラフィックの大部分を原画を参考に新規に描きなおしされていて豪華。
新規の悪魔を追加。
BGMはアレンジ。(悪いわけでは無いがSFCのイメージが先立つので少々違和感がある)
2DMAPや3Dダンジョンのグラフィックが変更。

○攻略サイト
http://xn--ehqs60c2gs6ptzjh.jp/shin_megaten1/mcd_top.html

戦闘時、出現してる数だけ敵の悪魔が並ぶのは壮観。
$GAME’S_LOOM-MCD版 真女神転生 戦闘