今日は、事例Ⅳ受験時の様子(試験開始~前半40分まで)について、エントリします。
本試験前日の様子は、こちら 。
本試験当日朝~受験開始前までの様子は、こちら 。
事例Ⅰ(開始~対応付けまで)の様子は、こちら 。
事例Ⅰ(個別設問対応~休憩時間まで)の様子は、こちら 。
事例Ⅱ(開始~対応付けまで)の様子は、こちら 。
事例Ⅱ(個別設問対応~休憩時間まで)の様子は、こちら 。
事例Ⅲ(開始~対応付けまで)の様子は、こちら 。
事例Ⅲ(個別設問対応~休憩時間まで)の様子は、こちら 。
-----
さて、いよいよ最後の事例Ⅳが始まります。
事例rⅣでは、必須のマーカーと電卓×2を、机上の定位置に準備。
事例Ⅳでマーカーを使う方は少ないように思っていますが、わたくしの場合は、事例Ⅳでは必ず使います。
昨年の事例Ⅳで設問文の”日本語”がよくわからずに、計算に進む作業までうまく繋げられずに惨敗した苦い経験があります。
その対策としては、今年は、個別問題の計算に必要な要素をマーカーして目立ちやすくして、問われている”日本語”を整理&理解しやすくすることで、計算前のミスを防ぐ試みをこれまでずっと続けてきました。
なので、マーカーは必須な文房具として、4色を用意。
そして、電卓も予備1個と、電卓の大きさでクレームをつけられた時用として、もう1個、ひとまわり小さい電卓も用意していきました。
本当に泣いても笑ってもこの事例で最後なので、きっちりと受験票の配置も確認し、机の上の文房具の位置も整えて、試験官の最後の説明に耳を澄ましていました。
最後まで手汗は出続けていましたが、もう最後ですし、完全に慣れていたので、それ程気にならないくらいにまでなっていました。
そうしていると、これまでの事例と同様に10分前くらいから試験用紙が配られ始めました。
早速、答案用紙の透かし読みから。
「経営分析の解答欄がいつもと違う!ひょっとして、昔の形式に戻ったのかも!」
TACのWEBフォローで三好先生から何度か準備をしておくようにアドバイスされていましたが、どうやら先生の懸念が的中したよう。
でも、最近ではないですが、過去問でこの形式には対応していたので、個人的には動揺はありませんでした。
むしろ、わたくしはそれ程経営分析を得意としていたわけではなかったので、「これで経営分析の平均点が下がってくれればいいな」と思っていました。
それと、最後の設問で、また行数のある解答欄が見える。
「また200字じゃねえだろうな!1・2・3・・7行と半分ってことは、150字か!」
今年の事例は、文字数の多い設問を増やす傾向だったのかな。
「出題論点によるけど、部分点が取れる可能性が増えた、ということでプラスに考えよう」と自分に言い聞かせる。
その他にも、升目でない解答欄が複数あるようで、事例Ⅱに負けず劣らず事例Ⅳもバラエティに富んだ出題をしてくださっている模様。
次に、配点を見てみると、第1問が35点と微妙な配点で、他も15点・25点・25点。
「まあ、いつもどおり実際に内容を見てみてから、難易度判断して柔軟に解答順を決めていこう」
次に、問題用紙。
事例Ⅳは問題用紙数が多いので、少し強めに折り目付けした後に、定規を使って、与件1ページ目の透かし読み。
「与件文がえらい少ない。。。これ、解決策とか書けるのか?」とちょっと不安になる。
過去問で同様の出題時は、「原因」と「解決策」を問われましたが、その際はそれなりに与件文が長かったような気がするので、かなり意外。
透かし読みから見えるワードは、「水産加工メーカー」「販売も順調に伸びている」「生産能力に余剰」「老朽化」「HACCP」といったもの。
「事業は順調そうだけど、設備生産性の低さであからさまな”有固”指摘パターン?それにHACCPも平成20年事例Ⅰ以来の登場だな」なんて思いながら、ベルが鳴らされるのを待つ。
試験開始まで残り5分弱ほどの時間も、手汗をハンドタオルで拭いたり、コカコーラゼロで喉を潤したりと、これまでと同様のパターン。
周りを見てみると、経営分析の傾向違いやその他の解答欄の変化に動揺を隠せない人がいる模様。
「傾向が大きく変わる時こそ、平常心!」「これまで事例Ⅳには最も時間を費やして弱点を克服してきたのだから、どんな問題でもある程度対応できる!」と自分自身に言い聞かせていると、いよいよ運命のベルが鳴らされました。
---
(わたくしはタイマーを「80分」に設定し、カウントダウンする形式を採用していましたので、以下、それに沿った時間表記を取り入れて記載しています)
(以下、文章中に出てくる( )書きは、このエントリを書くまでに気づいた本試験後の感想が含まれています)
事例Ⅳ(15:50~17:10)開始。
キッチンタイマーのスイッチを入れ、解答用紙を開く。
解答用紙に受験番号を記入しながら、バラエティに富んでいる解答欄を見て、「今年は、他字数設問や自由記載欄を用意することで、部分点を与えやすくして、点差を抑える方向性なのかな?」と易化の予感が走る。
問題用紙の半分切りも、ページ数が多い分、簡単にはいかず、ゆっくり進めて、何とか変に切れずに一安心。
問題へのページ数記入、与件段落への線引き、はこれまでと同様の作業をたんたんとこなす。
問題用紙は6ページで、ページ分量は標準。
ここまでの時間は4分ちょっと。
多少の時間遅れはあまり気にせずに、続く事例Ⅳルーティンの「単位&四捨五入」のマーカー引き。
財務諸表や設問文の「単位」と「四捨五入」の指示に、最初にオレンジでマーカーしておいて、ミス発生を防ぐようにしていました。
ここまでの作業を終えて、まずは第1問設問1の設問確認へ。
第1問設問1
【解釈等】
・同業他社比較シバリ
・問題点3つ
・財務上の問題点と思われる点を”特徴づける”経営指標→この”特徴づける”の意味するものは何?
・原因60字
・改善策60字
・「これまでの経営状況に照らして」がない→与件に寄らず、F/Sだけからの指摘も可?
うーん、日本語の解釈が難しいな。。
とりあえず、「原因」と「改善策」を示すことの出来る指標を挙げる、ということだけは気に留めておく。
わたくしのプロセスでは、次に、各個別設問をざっと見て、特徴的な用語を書き出していって、経営分析の参考にしていきます。
第1問設問2
C/F計算書の営業CF
→流動比率・当座比率や売上債権回転率?
第2問
・販売価格
・製造原価
→売上高総利益率?
第3問
・製品別P/L
・限界利益
・貢献利益
→売上高総利益率?
第4問
・新規事業予測
・デシジョンツリー
・CF
・期待値
・NPV
・初期投資
・R&D
→収益性・効率性?
ここまで確認した上で、与件の大枠把握にとりかかります。
---
与件読みは、他の事例と同様のやり方で、時系列・接続詞・文章の並列関係・与件探しワード・経営課題・特徴的な表現・その他気になる表現、などにそれぞれ印や下線等を引きながら進めて、通読終了。
読んでみて、「解答根拠候補がえらい少ないなあ」という感想。。。
しょうがないので、F/Sに移り、いつも計算する経営指標を計算。
ただ、ざっと見た限り、流動比率や当座比率は良さそうなので、計算せず。
計算した結果、この時点で選んだ指標は、以下の3つ。
①売上高経常利益率
②有形固定資産回転率
③負債比率
①は、総利益率と迷ったものの、過大な支払利息は指摘しないといけないと思い、こちらを選択。
②は、ネットかグロスかで数値自体でも、少し迷う。
設備の償却が進んでいる分、簿価から累計額を差し引いてネットで計算すれば同業他社比で悪くないし、簿価で計算すればD社のほうが悪い。
でも、確かTACの演習では、ずっと簿価で計算するように指導されてきたし、そもそも設備投資をせずに古い機械を使って、見た目上の生産性を上げることがいいかどうか考えてみると、簿価で計算するほうが実態を示すだろう、と思うに至る。
③は、自己資本を選択する根拠が与件にも個別設問にも無く、利息が明らかな問題点ということもあり、即決。
ここで、とりあえず経営指標と数値だけを記入して、一旦終了。
わたくし個人の解答プロセス上、この後、個別問題にとりかかり、最後に経営分析のコメントを書くようにしていましたので、今年は多少傾向が違っていたという背景はあれ、いつもどおりの解答プロセスを踏襲することにしました。
特に、上記の3つ以外にも、棚卸資産回転率や総資本回転率なんかも候補に挙がっていたので、今日に限っては、もう少し寝かしてから再度考えてみたいという気持ちが正直なところでした。
ただ、売上債権回転率については、指摘してしまうと、第1問設問2(b)とカブるのではないか、と思い、この時点で候補から外していました。
この時点で残り時間は53分。
意外と時間をかけてしまったので、次の設問に移る。
第1問設問2
解答欄がフリーハンドなので、書き方をどうしようかは少し悩んだものの、いつもの営業CF算出の際のフォーマットをそのまま書くことにしてとりかかる。
「減価償却費は差額算出で、法人税では未払いがある」という点以外は、いたってシンプルな計算。
小計47と営業CF8を上から算出して、まずは解答欄に記入。
「これは絶対にミスしてはいけない」と思い、上からの計算で検算した後、下からの計算もしておく。
現金残高37-財務CF30+投資CF1=営業CF8
となり、間違いないことを確認。
(ちなみに、「その他固定負債▲2」については、全く気づきませんでした)
ただ、慎重にやり過ぎて、この時点で残り時間が40分となり、試験時間が半分過ぎてしまったことに気づく。
「ペースを上げねば!事例Ⅲの二の舞を踏むことだけは絶対に避けないと!」
でも、そんな思いもむなしく、最後の事例Ⅳでも、ぎりぎりまで苦しんできたⅠ~Ⅲと同様の苦しみを、試験終了のベルが鳴る瞬間まで味わい続けることになるのでした。
(「本試験当日 事例Ⅳ<後半40分~試験終了>の様子」 に続く)
記事を読んで、このブログを応援していただける方はクリックを
お願いします。 ⇒ 人気ブログランキング
↑記事を読んで、「もっと頑張らないとダメだよ」と叱責してくれる
(恐らく)多くの皆様、こちらへのクリックもお願いします。



