過去記事シリーズ(泣)から、本日は、日経新聞の雑感を4点ほど。
■朝刊P1「世界IT次の覇者争い(上) マイクロソフトの苦悩」
Windows95くらいからPCを扱い始めた「MSどっぷり世代」としては、何回このニュースに触れても、隔世の感を感じてしまいます。
ここ数年は、ネット主体企業が創造するIT業界の新機軸に、MSは追随する動きばかりが目立っている気がします。
本記事前半で紹介されている「研究開発に年95億ドルも投じる会社はほかにない。今後もついてきてほしい」というスティーブ・バルマーのコメントに違和感を感じたのはわたくしだけでしょうか?
ゲイツからCEOを引き継いてもうだいぶ経ちましたし、劣勢が続く中で結果が出せないことでの突き上げもかなりあるのではと推察しますが、一方で、MSが創造する世界が、IT業界で求められる世界とズレが生じているために、研究開発に巨額を投じようと、ライバルの後塵を拝することになっているのではと個人的には思っています。
経営層や事業部門トップ層の将来を予見し具体的な手を打つ力量が問われている局面で、ここでライバル企業との力の隔たりを埋められないと、このまま沈んでいく可能性も大いにあるのではないかと思います。
■朝刊P3「選択09衆院選 中小企業支援 手厚さ競う」
「自民も民主も中小企業政策では『水と油』の関係にない」という中企庁幹部のコメントのとおりかと。
試算も何もない個人的な感覚ですが、資本金1億円以下の中小企業への減税というのも確かに影響は大きいと思うものの、現在、業績を回復させつつある大企業の「下の層」で、資本金が1億円よりは大きいような企業に対して復活してもらう政策を行うのが順番的には先なのではないかと。
選挙対策からすれば、それは規模の小さな企業が先になってしまうのでしょうが、景気回復を最優先させるのであれば、「中抜け」した優遇策では、「仕事」がスムーズに流れず、業界全体での業況回復にはつながりにくいのではないかと。
選挙対策でない、経済の成長戦略につながる政策で選挙を戦ってもらいたいと願います。
■朝刊P4「検証・グローバル危機 第3部危機はいつから (5)ROEの呪縛」
日経ではROEについてこれでもかと取り上げられてきましたが。
ROEの扱い方や評価指標としての位置づけへの議論は置いておいて、本特集のように近年の経済史を振り返るのに「ROE視点」のような形で振り返ってもらうのは、社会人経験がまだまだ浅い小生のような人間には、非常に新鮮で有難いですね。
こういった経済史を複数の視点で振り返ることを通じて、企業経営や企業財務のあり方などが学べて、歴史から今後の指針を想像していく、という意味では、よいきっかけを与えてもらっていると思います。
■朝刊P15「投資入門 企業の経営リスクどうチェックしたらいい?」
この特集ですが、企業で開示や監査対応に携わっていたものからすると、しっかりと企業分析をする個人投資家の方には是非チェックしてもらいたい内容ですね。
専門用語が多くて、違いがよくわからないという声も多いとは思いますが、大手監査法人の監査はフシアナでは決してないですから(中小はそう言いきれない面もありますが)、丁寧に適時開示の内容や監査報告書を、当該企業での過去のものとの比較や、他社のものとの比較、また他の監査法人が監査している対象企業との比較、などを行って、メッセージの異なる点を比べてみると、監査法人や当該企業が発しているプラスorマイナスのメッセージが読み取れるかと思います。
将来性は不明でも、信用リスクを考える上では、GCに最も大きな影響のある論点を監査法人がそうやすやすと見逃すことは考えづらいですし、見過ごすリスクを考慮しようとすると信用の置ける分析対象物がなくなってしまいますし、興味のある方はEDINETで有報をご覧になっていただきたいと思います。
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