先ほどに続き、少し前の記事になってしまいますが、日経ビジネスオンラインの雑感を1点。


■日の丸商品を6兆円市場に 中国 ネット検索最大手「百度」がニッセンと提携


 URL: http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090317/189207/


 この記事は、内容は少ないですが、戦略展開については面白いトップの意見があるなあと。

 個人的には、ニッセンが中国での販売戦略について、「価格は日本とほぼ同じ」「中国の若い女性も日本の商品に興味があるから、商品ラインナップ自体に価値がある」としている点に目が留まりました。

 個人的な思い込みとして、「中国では中国の物価レベルに合わせて、同じものであれば、日本よりは安く売る」と考えていましたから、同じ商品で、違う顧客層に展開するという戦略は新鮮に感じました。

 まあ、小売業に疎いというのもありますが。。

 確かに、日本で販売されている海外商品についても、海外では高級ブランドが日本では必ずしもそのように認知されていなかったり、その逆の認識もあったりするのは理解できますから、同様の考え方であれば、日本人がニッセンに対して抱いているブランドイメージが、必ずしも海外でも同様に感じられると思い込むほうが、おかしいんですよね。

 あとは、ニッセンがどの程度これまでに中国での通販ビジネスを実施されているのかは調べていませんが、物流や決済、CSにおいて、利便性を顧客に感じさせられるかどうかという通販事業者のキモの部分が成否を分けるのかなあ、と当たり障り無く思います。

 それと、百度の検索結果に広告が混じるという話ですが、こちらは時間の経過と百度の技術力の向上により、近いうちに解消されるだろうと思われますので、過渡期ということでの問題でしょう。

 いくら現時点でのシェアを大部分で占めているとしても、検索で欲しい情報が手に入らない検索サイトではユーザが離れるのは時間の問題ですし、長く放置していると、使い勝手の悪いイメージが定着してしまい、他国の検索サイト事業者にあっという間にユーザをとられるのは火を見るよりあきらかですし。

 しかし、百度が中国での圧倒的な力を収めるようになると、グーグル型の技術革新戦略に進むのか、ヤフーのように利用量に応じた手数料を稼ぐ戦略をとるのか、楽天のようにネット周辺の実業を取り込んで利益率を高めていく戦略をとるのか、興味のあるところですし、脅威を感じるところでもありますね。


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