小室さんのニュースで持ちきりですが。


音楽業界に限らず、コンテンツを扱う事業者にとっては、著作権を含む権利の取り扱いは大きなビジネスリソースであることは、ニュースを見る限りにおいては、世間的にあまり認知されていなかったように思います。


コンテンツ業界に身を置かれている方にとっては周知の話かとは思いますが、最近のメディアと通信の融合的な動きとして、大きな兆候として挙げられるのは、優良コンテンツ(=作品の元の権利)をどれだけ保有し、どれだけ2次利用・3次利用と活用していけるかという戦いかと。


大衆的に求められる歌・歌手リサーチ⇒それらを創出⇒TVや映画とタイアップしての宣伝・リスクヘッジ⇒マスコミやネットを使っての喧伝活動⇒CD・ネット配信・カラオケ等での1次収益化⇒コンサート・グッズ・ファンクラブ等々での2次収益化⇒これらの繰り返しによる歌手のブランディングによる市場価値向上⇒出版・他の芸能活動の実施等による3次収益化・・・


こうしたビジネスモデルは、音楽に関わらず、映画でも、お笑いでも、マンガでも、ゲームでも、形は違えど、同じような収益構造になっているかと。

テレビのアナウンサーが演者化しているのも、コンテンツとして収益が見込めるからであるのと、そのテレビ局へのファンの囲い込みにつながるからとかいった理由はわかりやすいものだと思います。

ちなみに、私見としては、各テレビ局が多局の番組を取り上げるようになったのも、メディアとしてのテレビの価値が下がったことによるテレビ業界での危機意識からという観点と、自番組の防衛というよりも各局に出演している演者の方の価値を上げることによる各テレビ局のコンテンツへの誘導を少しでも多くして視聴者の減少を食い止めようとする観点などが原因じゃないのかなあ、と勝手に思っていたりします。


少し話がずれてしまいましたが、著作権や原盤権などの権利保有者に力があることは自明であるものの、その権利保有者が不明瞭なことや、そもそもその権利保有者の権利自体についての認識がユーザ側において希薄であることから、今回の小室さんの問題だったり、着うたの違法配信や各種コンテンツの海賊版問題につながっているのは問題の根っこは同じように思います。


個人的には、今回の音楽出版社やレコード会社のような川上ではなく、コンテンツ配信をする川下にて音楽配信事業者に所属していたことがありましたて、そうした権利使用許諾を得ての作品をユーザに届けるフェーズにしか携わったことはないのですが、この問題を機に、作品と権利との関係について関心が広がればいいなと思っています。


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