NHK土曜ドラマ『監査法人』
http://www.nhk.or.jp/dodra/kansahoujin/
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チーフプロデューサーのメッセージがHPにアップされていましたね。
こちらをご覧いただくと、会計士や経理担当の方が違和感を覚えられていた点について、どこまで制作関係者の方が監査法人や会計士に理解されていて、限られた時間の中でどこまでを表現されようとした作品だったかがかなりクリアになったのでは、と思います。
私個人も企業側として会計や開示に携わっていたことがあり、会計士の捜査活動や監査報告書への適正意見等々について、かなり違和感を感じていましたが、こちらのメッセージを拝見して、ある程度、プロデューサーの方も理解されたうえでドラマを創り上げられていたことを知り、安心しました。
また、こちらのメッセージを拝見して、「働くことの誇り」がメインテーマであったことを知り、そのテーマにフォーカスして振り返ってみると、若杉さんや篠原さんらの「働くこと」への向き合い方やセリフから番組を通して表現されていたことがあらためてわかった気がします。
さて、本メッセージを踏まえて、『監査法人』が放映されたことについてですが、個人的にはやはり、「良かった」と思っています。
確かに、実際の監査法人や会計士の仕事と明らかに異なる点があり、このメッセージを見ていらっしゃらずにドラマだけを見ていた方(恐らく、かなりの数の方がそうなのではと想定しています)は、素直にドラマのみのメッセージを受け取られたと思いますので、現役の会計士の方々は特にこの放送で仕事内容や職務範囲等についてミスリードされることを懸念されていらっしゃるかと思います。むしろ、放送しなかったほうが良かったんじゃなかったくらいに。
もちろん、わたくしもその懸念は持っておりますし、監査法人や会計監査をほぼ初めてメインに取り上げた番組で、視聴者へのインパクトも大きいと思いましたので、可能なら、事実に相違する内容は止めてほしかったのは正直なところです。
ただ、2000年に入り、年々会計監査の重要性が高まってきており、世論の関心としても高まってきている今、会計士を取り上げる番組が放送されて、より広く認知されることと、「働くこと」に正面から向き合っているドラマとして、その「誇り」を視聴者に考えてもらう機会を提供したこと、の2点を鑑みる限り、放送されることによる意義の方が大きいと感じ、「良かった」と思うに至っています。
チーフプロデューサーの磯さんもおっしゃられているとおり、ハゲタカとは違い、原作の無い作品だったことによる苦労も大きかったと思いますが、今回の放送を期に、弁護士や医師の番組に匹敵するくらい、会計士の番組も放送されるようになってほしい限りです(個人的には、中小企業診断士や他の士業も取り上げてほしいですが、、)。
最後に、個人的な勝手な希望としては、ここ数年の金融・経済の大きなうねりを扱った経済物や、偽装事件や経済事件から改めて経営者(≒企業)のモラルについて考えさせるような番組が放送されてほしいですね。
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