昨日分のエントリに続き、本日分の日経新聞の雑感を3点ほど。


■朝刊P2社説「株主を重視したビール再編」

 ヤフーとMSの件も同じことを感じたのですが、本社説で指摘があるように、欧米企業においては敵対的買収時に、”被”買収側も、株主利益を鑑みての買収価格交渉をしっかりと行っている点が、日本企業の敵対的買収への姿勢と、対照的な点だと思います。

 株主だけを見れば良いという単純な問題ではもちろんないですが、持ち合いにおける安定株主がいることによる「市場への意識が低い」日本企業、および司法を含む日本国においても、新興国の台頭は、必ずしも国益だけをもたらすものではなく、自国へも忍び寄る被買収の時代にもつながっているので、対岸の火事とは思わずに業績向上ひいては時価総額向上へのコミットメントの意識を高めていただきたいと思います。


■朝刊P4「東証上場廃止 最多ペース」

 見出しだけを見ると、暗いニュースのように感じてしまいますが、中身を見ると、過半数以上が「完全子会社化」によるもので、個人的にはこの点はマイナスではないと思っています。

 日興コーディアルのように全部が全部そうではないと思いますが、親子上場の解消につながる完全子会社化については、評価して良いと思います。

 今期は景気停滞と株券電子化の関係で新規上場は見送られるケースが多いと想定されるのでしょうがないとは思いますが、来期に向けた動きを行っている斉藤社長率いる東証の取組みが実績につながってくれることを期待しています。


■朝刊P14「経営継続リスク開示 新興企業53社 47%増」

 07年中小企業白書では開廃業率の論点でお馴染みの「情報・通信」業種において、注記をつけた17社全てが新興上場企業というのは、さもありなんという感じですね。

 個人的には、上場市場別で、二部上場企業がジャスダックを抑えて最多というのはいかがなものかとは思いました。

 まあ、各市場の業種別構成比率等を分析した上での感想ではない軽い雑感に過ぎませんが、上場企業においても、「経営革新」は引き続き実行していくべきテーマではあると思いますので、中堅企業の多い二部上場企業においても、「経営革新」につながる戦略を愚直に実行していっていただき、リスク注記を早く無くしていただきたいと願うばかりです。


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