NHK土曜ドラマ『監査法人』

http://www.nhk.or.jp/dodra/kansahoujin/

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実際の監査との違いは、現役の会計士の方々がご指摘されると思いますので、そちらの方々のエントリをご覧いただくとして。


個人的には、ちょっと他の視点から。


今回の放送は、期待度が低かったのですが、思っていたより気付きをもらいました。


まず、会計士の方のバックグラウンドについて。


難関な試験制度なだけに、司法試験と一緒で、診断士と比較すると、仕事しながらの試験合格は格段に難しく、学生の頃から勉強に励み、社会人経験を経ないで公認会計士になられる方が多いと思います。


今回の放送では、地検の強制捜査を経て、監査される側の感情を会計士が実感した、という場面が描かれていましたが、この構図は、弁護士とは違い、むしろ、公務員(中でも、官僚の方々)の方と同様なバックグラウンドの問題を孕んでいると感じました。

社会人になるや否や、特別な権限を既に持った状態で、同じように権限を持っている上長と一緒に、同じ組織の中で働き、その狭い社会での感覚が普通になってしまうような状態。


もちろん、会計士や官僚の方々が全てこうした方々ではなく、志を高く持ち、組織を飛び出して活躍されている方もいらっしゃいますし、私もそうした方と何人もお会いし、尊敬できる方も多くいます。


ただ、絶対数からすると、まだ感覚的にずれていると感じる会計士・会計士補の方とお会いすることも多く、その意味では、司法試験制度同様、社会人経験を経た会計士を増やす方向性も必要かなと思いました。

(まあ、司法試験改革もなかなか実績としてうまくいっていない点もあり、容易ではないですし、昨今の会計士の不正に対する実刑判決からしても、リスクを事前に認識されて試験に取り組んでいらっしゃる方も増えてきているとは思いますけれども。。)



もう1点。次回の放送予告を見て、放映者の意図が楽しみになりました。


今回までは、主に2002年という設定を元にした監査法人・銀行・企業の過去の問題点を盛り込んだ内容でしたが、あと2回の放送で、どこまでの問題提起をするのかを気にさせられました。


『ハゲタカ』の時は、小説との大きな違いとして、最後の2回の放送が無理やりクライマックスに持っていった感が感じられて少し残念に思った点があったのですが、今回は原作が無いだけに、マスへのメッセージとして、どこまで問題提起されるのか、期待して見たいと思っています。

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