今日は、日経新聞での雑感を4点ほど。
■朝刊P3「IHIに課徴金16億円弱監視委勧告/企業の情報開示に警鐘」
IHIという個別銘柄については例のごとく特に調べてはいませんが、記事を見る限りでは監視委の当然の対応だと思います。
ただ、同社が属するプラント業界においては、受注案件の進捗に応じ重大な業績への影響がある場合の情報開示はなされるべきだと思いますが、、現在の原油価格が2倍に高騰といった極端な資源インフレまでは業績予想に組み込めないですよね。。予想屋じゃないんですからね。
そういった意味では、JFEホールディングスのように資源が業績への影響が多大な事業を営んでいる個別企業の「合理的な判断ができないため」ということで業績見通しの公表見送りはあっていい決断だと思います。
まあ、欲を言えば、有報等の「リスク情報」にこういった外部要因をしっかりと記載されており、それをしっかりと投資家が確認したうえで投資判断をするという前提があれば、企業は「リスク見積もり能力」を判断される上でも業績見通しは公表した方がいいですし、投資家も投資判断の責任を企業に押し付けるようなことが無くなり、健全な姿に近づくとは思っておりますが。
有報とか短信、機関投資家以外はあまり見てくれないですからね。。
■朝刊P13「セブン&アイ、農業参入を発表」
最初、このニュースを何かのトピックスで見た時に、「ユニクロ?」って頭に浮かびました(笑)。
さて、改正食品リサイクル法が契機となった事業参入だと思うのですが、うまくいってほしいと思いますし、セブン&アイは他の小売よりも有利のように個人的には思っています。
というのも、この企業は、特にセブンイレブンだと思うのですが、物流戦略を軸にした集中出店を出店戦略につなげていましたから、そうした物流資源の確保および効率化への取り組みが、そのままこの農業参入時に使えることが、他社に比較して大きいと思うからです。
また、自社農場を循環に組み込むという例は、一企業としての取り組みとしても注目すべき点ですが、農業業界にどういった影響を与えるのか、非常に興味深い取り組みだと考えています。
■朝刊P14「企業年金連の役員再任基準 46%の企業が満たせず」
これは個人的には衝撃的な数値ですね。
ROE8%以下という結果を「3年連続」出してしまうというのは、確かに役員の資質を疑われてもしょうがないですし、本当に適正な経営判断が効いているのか疑問に思うので社外取締役選任などの監視につながる点も、もちろん理解できます。
ただ、ROEを改善させる手段として、自社株買い後の消却や増配といった外部流出といった財務アプローチ「だけ」で乗り切ろうとするのはやめてほしいです。
それは長期的な企業の発展に必ずしもつながらないと思いませんか?
前にも取り上げましたが、充分に議論がなされ、その自店で適正で妥当と考えられる経営計画を元にした投資であれば、それを元により事業の発展に真摯に取り組んでいただくために、利益をまわしていただくことも、必ずセットで考えてほしいと、個人的には思っています。
それらを合わせて、ROEを上げていくことが経営者の責務だと考えますので、表面的な数値だけで判断することがもしありそうだとすれば、やめてもらたいです。
■朝刊P17「大機小機 景気回復の性格と経済政策」
この記事を読んだ時に、「本当に診断士の勉強をしていて良かった」と思いました。
まず、「主張されていることがわかる(笑)」。
そして、その是非や分析、論理の組み立てに理解が出来る。
大機小機は好きなコーナーではありましたが、今回の主張は本当にそのとおり。
消費税増税など「歳入確保」の観点からのみ語られる政治家等の主張は、国民を犠牲にし続けていることに当の本人らが気付き、実行に移さない限り、政局へ発展し、また政治が空洞化する期間が増えると、またインフレ対応等にも遅れが生じ、日本の競争力低下は長引く。
一方で、その気付きを実行に移せないなら、政治の空洞化を持ってしてでも、出来る限り国民の判断を仰ぐべきだと思っています。
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