今日はあまり興味のある記事が無かったので、悩んだ中からの日経新聞での雑感を3点ほど。


■朝刊P11「資生堂 ノルマ撤廃 営業1,000人、顧客満足度で評価」

 ゴシック見出しをそのまま見ると「ノルマ撤廃」って、大胆にやるなあ、という印象だったのですが、既に10倍の美容部員に対しては売上目標を撤廃済みで、その効果を見定めての実施だったのですね。

 と同時に、同業他社の美容部員の引抜にもつながりそうな感じもしますね。素人考えながら。

 一方で、2位のカネボウ化粧品は「売上と顧客満足の2律背反を追求するところから、すばらしい接客技術や営業提案が生まれてくる」との考えから、撤廃の考えは無いとのこと。

 確かに、「聞こえ」としては、全社の資生堂のほうがいいのですが、その分美容部員のかの賃金への格差はそれ程広がらないようにも思え、どのように「やる気のある美容部員」の方のモチベーションを上げるようなインセンティブをつけるのかが気になるところです。

 個人的には、2位のカネボウ化粧品の知識社長の考えが現場に浸透し、個人としても切磋琢磨する環境のほうが、「売上貢献度の高い美容部員」の組織を作っていくうえで、戦略的には賛成です。

 圧倒的なプロモーションによる商品認知度を背景に商品販売できる資生堂ならではの販売戦略という気がしました。(いつもどおり、個別企業の財務等見ていないので、単なる記事を読んだ感想に過ぎませんが)


■朝刊P13「ニトリ、268品目値下げ」

 勝負に出てますね。平均19.6%の値下げって、思い切りを感じます。

 まさに「ピンチをチャンスに」という視点の転換を戦略とした、顧客の囲い込みによるシェア拡大目的の施策ですね。

 同社は、原材料コストの上昇を物流効率化や円高差益を見込んで、判断したようですが、実際、どの程度の期間(スパン)でのこれらの外部要因を見込んだかにより、思い切った施策が吉と出るか凶と出るかですね。

 こうした、先が予想しづらい外部環境の推移を仮説立てて、戦略遂行に移すのがまさしくトップの仕事であり、厳しいようですが、トップとしての適性を判断されるポイントになるのでしょう。

 個人的には、こうした思い切った施策を打てる企業は多くないですから、是非成功してほしいですね。

 少なくとも、この戦略を採用した背景に、トップマネジメントの主観だけでなく、しっかりとした調査データの裏づけを元に実行されているであろうことを願っています。


■朝刊P17「広がる買収防衛策 導入500社超(下)」

 特集最終日は、いつものパターンの利害対立者の意見紹介。

 これまで、結構自分の意見は述べてきたつもりなので、取り立ててコメントすることがないのですが、一番重要なポイントとしては、防衛策の導入に関し、経営者の保身は論外ですが、海外企業に比べ、日本企業全体の時価総額が低いことが問題の根底にあり、市場自体にお金を入ってくる仕組みを早々に作らないといけないと思います。

 そうでないと、日本様は、なんだかんだ言いながら、閉鎖的なマーケットを維持しなければならないインセンティブの奴隷のままのような気がします。

 実力に見合った企業価値を日本だけでなく、国際的に評価してもらえるような開かれたマーケットで無いと、お金の流入もなく、サヤ稼ぎの外国資本の出入りを繰り返すだけで、日本以外の投資家に時価総額という金額として評価されることは期待できないっすね。

 あと半月ほどで、総会シーズンですので、どういった議論が展開されるのか楽しみにしたいと思います。


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