今日はちょっと欲張って、日経新聞での雑感を4点ほど。
■6/2夕刊P3「英、法人税制を簡素化 多国籍企業の「脱出」防止へ」
欧州での金融センターとして確固たる地位を占めているシティですが、その強みが脅威にさらされることについての政府の危機感が迅速に行動に移されていることを示す記事だと思います。
米国のSOX法から始まった急激な規制強化の流れは、欧米においては数年間のトライアンドエラーを経て、軌道修正をその時々の情勢を見ながら、しっかりと実施してきていると思います。SOX法自体も、緩和されている項目もありますし。
一度決めたらなかなかそれを変えることの出来ない「権限を持っている」指導者の戦略不足と実行力不足が顕著などこかの国と比較すると、いわゆる先進国といっても、成熟度やリーダーシップという点では、雲泥の差を感じてしまいます。
■朝刊P13「企業とIT 変わるオフィス(上)」
「大企業って、こういったところにまで気を配り、また、気を配る仕事の人までいていいなあ」というのが、記事全体についての、個人的な感想です。ベンチャーでは、こんなことまで考えるリソースはもちろん無いわけで、ちょっと未知なる世界。
で、本題としては、最近ビジネス書で人気を博している勝間さんなんかも取り上げられているように、ホワイトカラーの生産性が他国に比べて極端に低いこと。2005年のデータですが、グラフで取り上げられています。
この点についてですが、個人的な感想ですが、「ある仕事が個人に依存している→そのためにその人がいないとその仕事が回らない→その人が必要だ→人事評価として反映」みたいな、職務実行能力とかけ離れた個人への評価がホワイトカラーの生産性を下げる原因なんじゃないかと仮説だててたりします。その他には、社内調整力のうまい人=社内広くに厚い人望がある、とかとか。
少なくとも、J-SOXをちゃんと導入していくと、業務プロセスや業務の個人依存によるリスクヘッジに正面から取り組まざるを得ないと思いますので、その点ではいい機会だと思っています。
最後に、これも良く取り上げられる例ですが「サラリーマン」っていう言葉は日本製の日本語で職種ではありません。自己紹介をする際に、「サラリーマン」という言葉を使わずに、きちんと職種で説明できるようになる人が増えたと実感できた時には、間違いなくホワイトカラーの個々人が、自分自身で生み出している付加価値や持っているスペシャリティについての自覚がでてきた時だと思いますし、その時には順位は上がっているのだと想定しますし、そうなっていってほしいです。
■朝刊P15「フリーキャッシュフロー 東芝、今期500億円の黒字」
個別の業績はさておき。
東芝では4月から「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」と呼ぶキャッシュフローを生み出す活動を全社で始めたそうです。
どういった経緯でこの活動を全社レベルまで持ち上げていったのかは知りませんが、記事を見る限りでは社長ご自身が資産管理への甘さからくるFCFの不足に関する反省をお持ちで、トップ自ら旗を振られているようですね。
こういった活動は管理部門ではもちろんとっくに把握しているはずだと思いますが、トップマネジメントが本気になって取り組み、全社への活動に結び付けていくというプロセスは非常に難しいものだと思いますし、今後も運用していくには様々な困難があるかとは思いますが、是非応援していきたいと、記事を見ていて思いました。
■朝刊P15「一目均衡 株主版・太陽戦略の行方」
こちらは改めてコメントしませんが、株主と経営者の関係について、変化が起きているケーススタディとして、ちょっと取り上げてみました。よろしければ、記事をご覧くださいませ。
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