・ブックカバーより、日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、
中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、
民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、タク県は楼桑村の一青年劉備は、
同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを
誓う。以来100年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。
まず「三国志1」
・いわずと知れた吉川英知著の三国志歴史小説第一巻。
劉備・関羽・張飛ら3人の出会いから、始まります。
そして、3人は義兄弟の契りを結ぶ、これが桃園の誓いである。
「同年同月同日に生まるるを希わず、願わくば同年同月同日に死なん」
というのは有名ですね。一巻の時代の流れは、
黄巾の乱~虎牢関の戦いまでがメインです。
三国志一の猛将呂布が登場するのも魅力的です。
呂布は、最凶の裏切り者ですが、呂布がいる方が面白いです。
歴史が好きなら、読みやすい小説です。