がめらがゆく 2

がめらがゆく 2

特別非営利活動法人 グラスルーツ
Creative Debate for GRASS ROOTS

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全授業を、完全に『学び合い』の授業をされているという福島哲也先生の数学の見学させて頂いた。面白かった~~~~。感想を書いておく。

『学び合い』は、上越教育大の西川純先生の提唱される方法 

先生が「課題」を黒板に書く。
生徒は、その「課題」を授業内に終わらせることを目標に頑張る。
先生は、説明しない。
先生は、指示を出さない。
先生の仕事は、授業プランを練ること、授業の始めと最後に語りかけること。
準備をしたら、後は、生徒に全て任せて見守る、という授業スタイル。

今日見せていただいたのは、中2 数学の授業

教科書やパソコンは、使いたかったら使う。
答えは、見たかったら見る。
友達に教えてもらいたかったら教えてもらう。

生徒たちは、教室を自由に歩き、自由に動き、好きな席に座って、課題に取り組む。
見学の先生たちが数人いたが、ほぼ気にせず、自分のやりたいやり方で課題に取り組む。

あっという間に、教室は、ガチャガチャになり、わちゃわちゃになり、活気があふれる。

教室の中の空気が、完全に変わった。

じっと考え込む子。
友達に聞く子。
熱心に友達に説明する子。
課題が終わっていない子がいないか、困っている子がいないか、周りを見渡す子がたくさん見られた。

友達と、問題を解くのに熱中しているグループがあちこちに出来上がる。

空気の中に、光の粒が見えた。

みんなの心が少しずつ燃えていく。
全員、一人残らず、みんなが燃えていく姿は、とてもとても感動的だ。
私の心も燃え始める。

友達とのコミュニケーションを、心から楽しんでいる子がたくさんいた。
友達との距離の取り方も様々。
さりげなく距離を取る子。
近いポジションが好きな子。
身体をぴったりくっつけている子。
こうやって人と向かいあう体験をたくさんしているんだな。

こういうスタイルの授業には、ドラマがたくさんある。

僕が教えてあげないと、と使命感を持っている子。
友達がどんどん終わっていくのに、自分はまだ、解答がわからない。
悔しい。友達が教えてくれようとしている。悔しい気持ちを隠して、笑顔で教えを受ける。

先生が教えてくれないから、自分から動かないといけない。
難しくて、つい、ぼーっとしてしまいそうになる。
友達が、声をかける。励まされて、また、頑張る。
偉そうに教えられたら嫌だ。自分は、やさしく教えられるようになりたい。
友達を助けたいけど、説明がうまくできない。困った。
友達と関わりながら、こうして、自分と戦う。

こんな風に、全員の心がどんどん動く。
毎時間、毎時間、こんな風に、数学を勉強するのだ。

何人かに、こっそり聞いてみた。
「ねえ、先生が教えてくれへんかったら、わからんよね。普通の授業の方がいいんちゃう?」
「いや、先生の説明を聞くだけやったら、寝てしまうから。この方がいい。」
「でも、先生の説明の方がうまいやん?それ、聞いてる方が楽やん?」
「先生の説明だけ聞いてて、わかったつもりでも、結局テストの時、わかってないから。この方が楽しいし。」

福島先生が、日頃、示している哲学がしっかり生徒たちの心に根ざしている。

菊池省三先生の授業を見学させていただいた時の感動が、蘇る。
教室全体が一つの生き物のように躍動している姿はすごい迫力だ。

・・・・・

良い授業をされる先生の共通点

良い授業をされる先生は、緻密だ。
そして、シュミレーションも細かい。
とんでもなく細やかで優しい視点がある。
これは、母性と言ってもいいだろう。

そして、生徒と少し距離をとって、見守る。
適度に任せて、願う方向に行かない時も、耐える。
生徒に試練も与える。負荷もかける。
これは、父性と言ってもいいだろう。

そして、無言で語る力を持っている。
生徒たちにとって存在そのものが大きいのだ。
この力をなんと呼べばいいんだ?

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見学の後は、急いで神戸へ。

高校1年生の英語落語のクラス。

今日は、先週やった英語落語のミニ発表会の映像を見た。
自分の演技を見て、分析する。
友達の演技の分析もする。

・自分では、もっと怒りを表現しているつもりだったが、映像を見ると足りない。
・落ちの時の間が成功した。
・英語をもっとクリアに発音しないと聞こえにくい。
・もっと大袈裟に演技をした方が伝わりやすい。
・人物の切り替えが明瞭でなかった。

しっかり、的確な分析ができるようになってきた。
もう直ぐ発表会だ。

「自分にできること」「自分のできる範囲」を超える、という挑戦を全力でやっている。

大人も負けてはいられない。

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まるちゃん先生が、がめ研講座のおすすめポイントを記事にしてくださいました。
ちょっと参加されただけで、次々にアレンジして、自分のものにしていかれる姿はほれぼれします。
それやねん!それ!
いくら勉強にいっても、それを真似するだけじゃなくて、深く考え、深く目の前のこどもたちを洞察して、彼らに必要なものに変えて届ける。

そのためには、「自分の頭で考える」「目的と目標を言語化する」「本当にそうなのか?」と自分でつっこみを入れる、ということを繰り返す習慣(トレーニング)が必要です。

がめ研の使命はそこにある。
もちろん、ネタも方法もあるけれど、それを使って成果もあげてほしいけれど、その奥に、もっと大切なことがある。
「考える」ということを自分につきつけなあかんし、知識も必要。

がめ研では、仲間とともに、それを頑張る場所。

ぞくぞくと仲間が増えています。
みんなでやるよ。
みんなで児童英語教育の新しい価値基準を創ろう。

草の根活動開始!

☆★☆☆★☆

児童英語授業研究講座(通称がめ研)Basic Course in 名古屋

2015年6月21日(日)より
10:00-16:50(6時間)×8回計48時間

お申し込みはこちらより↓↓

http://kokucheese.com/event/index/295842/


↓がめ研受講中の高桑先生の記事をシェアさせていただきます。

名古屋あたりにおすまいの児童英語の先生方~。

ここのところ月1~2回ぐらいのペースで私もコレ↓に通っています。

児童英語授業研究講座、略してがめ研。

どどどう略したらそうなるねん!という話なんですけど(爆

HTになろうと決めた頃からネット上で色々な先生方の色々な活動、工夫例、アクティビティのプランなどをむさぼるようにチェックしておりますが、その頃からずーーーーっと気になってたキーワードがありました

「文法九九」

英語に九九があるの?なにそれ?どんなもん?とずっと気になりながら、講座などもあるらしいことを知りながらも子育てや時間的制約や費用などなど、まぁ色々タイミングがあわずずっと遠くからなんじゃらほいと眺めていただけだったのですが。

縁あって一度小学校英語活動の講座に単発で参加させて頂き、世にも有名ながめら先生にもお会いし、文法九九もちょっとかじらせてもらって、去年あたりから早速自分のレッスンにもエッセンスを取り入れていました。

小学生に文法を教える。

いかに説明をわかりやすく、かみ砕くかというところに心血注いできた私でしたが、文法九九は大胆にも説明ゼロでいっちゃうんだ、あ、そうなの!?ほんまにそれでいける?いやでも説明になると白目になってる男子たちにいくらかみ砕いても確かに右から左・・・これ、いけるんちゃう!?みたいな。

文法用語うんぬんじゃなく、
まず普段の日本語の会話の中でどんな場面でこの構文が出るの?というところからしっかり場面を浮かべてからの導入。

ああだから理解につながるんや。1~10まで説明しなくても、一つ道しるべを与えてやれば、あれよあれよと自分でひもとくことができる、丸覚えじゃなくしっかり運用出来る力を子どもたちも持たせるためには、ああこういう手法があったか、ってかそらそうか、その方がわかりやすいよなぁ!

などなど。まぁとにかく目から鱗な学びのある講座です。
あ、別に私まわしもんじゃないんですよ。勝手にまわってるだけで(爆

名古屋の講座、あと3名集まったら講座開講だそうです。

いーひーひーのレッスンにまるごと取り入れることは出来なくても、盗めるヒントはごろごろ転がってますよ。

オススメです!

<5/16(土) プレ・フォニックス練習帳 体験会@川崎>

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今度は川崎に、今井先生と がめらが ゆきま~す。
フォニックスを教えたはずなのに、何故、使えないのか?
知識として知っているだけでは、うまく使えないのは当たり前。
日本語スピーカーには、つら~~い日英の言語差があるからです。

(苦)こどもたちの躓き
(集)それを分析し、
(滅)具体的な指導法を考えて、
(道)それを目的に向かって実践する。

そんな日本語スピーカーのための音声教育の基礎をワークシート化したものです。
一般的なフォニックス指導の前にしていただくものです。
また、ただ、こなせば、わかってくるものではなく、指導者の分析力や指導力が必要なワークです。まずは、どんなんか見に来て、よかったら、モニター登録をしてくださいね。(販売はしていません。)

お申し込みは↓こくちーずから、お願いします。あと若干名あるはず。
http://kokucheese.com/event/index/281136/

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午前中は、菊池流学級の映像をみて頂けます。
こんなふうに「言葉」と「関わろうとする力」が強く育ったこどもたちの姿は、きっと、わたしたちの教育の目的を深く考える力になることでしょう。
ぜひ観ていただきたい。

そして、午後からは、「あの」ゲーム本のゲームを、時間の限りご紹介します。
「ことば」と「思考」をコミュニケーションゲームで育てる。
本には書ききれなかったいろいろを、できるだけ丁寧に、できるだけたくさん、お伝えします。みんなで一緒に笑い転げながら遊びましょう。

おもろいで~~

弁天町で待ってるよ~~
夜しか来れない方も懇親会で待ってるよ~~


日程: 5月23日(土) 

時間: 10:00-16:45 

会場: 弁天町ORC200生涯学習センター 講堂 

入場料: 3,000円(学生1500円) 

お申し込みはこちらから。

http://kokucheese.com/event/index/285198/



とても嬉しいことがありました。
英語落語を自教室で指導をされている栗本律恵先生が、学会で発表をされました!(5/9(土))

こどもたちの生き生きとした姿に注目がいって、発表のお誘いがきた、ということです。

栗本先生は、「こども英語落語協会」が発足した頃、すぐに、英語落語にチャレンジされました。そして、ずっと、こどもたちに指導を続けてこられました。

和歌山から、大阪へ何度も通ってくださり、指導力を磨いてこられました。

今回の学会では、「英語落語」と、「文法九九」の2つの実践報告をされたそうです。Lica先生が理論の説明を、Mie 先生は、サポートに!

みんなで役割を担当して、素敵な発表になった、とのこと。
嬉しい!

今では、教室は新聞に載るし、生徒ちゃんは落語でテレビに出るし!
すごいよね。
信念を持って続けることってすごいな、と本当にこころから思います。

ありがとうございました!



栗本先生からのシェア画像↓

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