7月2日。大雨の夜が明け、しとしと降りが続く滋賀県。
朝マヅメに守山市の水路をロイヤルフラッシュJr.で猛攻するも撃沈。休憩後、草津市湖岸の駐車場に入り釣り準備。
バサバサ風切り音が聞こえ、振り返るとカラスが集まってました。
おこぼれに与かりたいんだろうが、お前達見る目が無いなぁ。俺みたいな下手糞が釣るの待ってちゃ時間勿体無いぞ。
T19「ここらの水路は狭い。ヘビータックルは置いとこ」
ダービー「何で水路に拘るんだよ?琵琶湖じゃダメなのか?」
T19「琵琶湖は難い。このエリアは小さい水路が入り組んでてな、雨が降ると湖から魚が入る。葦とか流れ込みとかポイントも絞れて話が早いんだ」
ダービー「面白そうじゃん!オレが行ってやる!」
T19「頼んだ!50アップバスや70アップライギョの実績もある場所だから気を抜くなよ」
ダービー「えっ、ライギョもいんの?」
T19「うん、だからプロガイドとカルカッタXTの方が掛けてからは安心なんだが、キャスト精度考えたらショックと5500Cの組み合わせが妥当かな。見てくれは微妙だけど」
ダービー「あの、オレやっぱり、今回はパスしようかな」
T19「男が1度宣言したことを取り消すでない。投げるぞ」
チャポン、パカパカ・・・バホッ!
ダービー「うわぁぁぁ!」
T19「駄目だ乗ってない!よし!ランガン開始!」
障害物際に投げて巻き始めると、影がニョロっと浮かび上がり、水面爆発と共に吹っ飛ばされるダービーX。
そんなミスバイトが4連発して、さすがにスピナベ使うか迷いますが、ここはダービーに花を持たせてやりたい。
ダービー「兄貴!オレ無理だ!ルアーチェンジしよう!」
T19「しない(巻かずにネチってみるか)」
ダービー「助けてぇぇぇ!」
チャポン・・・チョコ、チョコ、チョバフッ!
T19「もらった!」
揚がったのはナマさんでした♪腹が膨れ、カエルやら虫やらドカ食いしてる最中だったんでしょう。
ダービーが恐怖のあまり気絶したのと、また本降りになったため車へ。
ダービー「」
T19「もう昼かぁ」
ウィンド「夕方に止むっぽいで」
T19「悪い。15時から用事あるんよ。その後実家にも顔出しときたいし、再開は多分夜中になる」
ウィンド「はァ!?雨上がりの夕マヅメて1番オモロいやろ!」
T19「用事があるもんは仕方無い。今夜は河口を攻めよう。お前も投げてやるよ」
ウィンド「ホンマ!?ほんならええわ、楽しみにしとくで♪」
で、昼過ぎから銭湯でリフレッシュして正装に着替え、大津市へ移動。15時より、ある場所である方々とお話。
18時に実家へ寄り、両親に会社退職の旨を打ち明け、予想通り長話になり、日付変わった0時過ぎ、やっとフリーに。
1時頃、河口のポイントに到着。先行者が居ないか不安だったけど運良く貸切!
ヘビータックルのプロガイドとカルカッタXTでウィンドチーターをキャスト!水深数十センチの流れの中を通します!
プロガイドは学生の頃に買ったカベラスのマスキー竿で、6フィート4インチの短さでガチガチ。
ちっともしならないんで、キャスティングはリールの性能とルアーの重量に委ねるしかありません(笑)。
カルカッタXTはシマノの名機なんですが、2月にベアリングとローラークラッチ換えてから、回転が良くなり過ぎて逆にピーキーな仕様と化しております。
ブレーキを微調整しつつウィンドを投げ続けること1時間、待望のHIT!
なかなか走りますが、ヘビータックルですしフッキングが決まりゃこっちのモノ!
お前か~!ただでさえアグレッシブなニゴイ君、琵琶湖の個体群は筋金入り。
昼夜関係無く行動して、デカいルアーにもタラコ唇で食らいつきます(笑)。
その後2回バイトがあるも乗らず、ウィンド曰く「どっちもニゴイ」ってことでしたから、朝マヅメに向けて移動。
選んだのは、大河川に小河川が合流して流れが砕けた急深ポイント。読み通り、ここは濁り過ぎず良い増水具合!
ボトムは凸凹した岩場なので、なるべく底を引き摺らず、かつ底から離れないようルアーを通したい。
マッドペッパーマグナムだと・・・ゴリゴリ底削って危ない・・・ディープX200なら・・・よし!コイツなら底擦らずに底層引ける!
気付けば4時。薄っすら周囲が明るくなり出してます。2つの流れがぶつかる中を必死に泳ぐディープX。
不意に、何かがルアーに乗っかったように重くなりフルパワーフッキング!
糸の先の相手は急加速で抵抗!こっちもロッドをリフトさせ牽制!
アタリはナマズっぽいけど引きは随分スピーディー・・・デカニゴイか?
なんて思ってたら魚がジャンプしてエラ洗い!バスだ~!50センチはなさそうなので、ぶっこ抜き!
このパワーファイトがヘビータックルの醍醐味♪
44センチ!久々の滋賀バスでした!
「まだまだ釣るぜ~!」と気が大きくなった私T19、GENGORO鮒のリフト&フォールで更にボトム際際を狙います!が・・・
・・・GENGORO鮒根掛かりロスト(泣)。すまん、調子に乗ったばかりに・・・。
そんな私の眼前の表層を30センチ級バスが4本仲良く通り、「トップ行けるか!?」とロイヤルフラッシュJr.を乱投。
しかしチェイスも無く、太陽が顔を出しこれまでの雨が嘘のような晴模様となり、暑さと疲れで一気に体力持ってかれ、納竿。
T19「今年もセミが鳴き出したか・・・あぁ疲れた!けど面白かった」
ストンパー「ディープXを続投しておけばもっと釣れたかも」
T19「んなもん結果論よ。昔ほど簡単には釣れんが、それでも俺は琵琶湖水系が好きだな。最高の故郷」
ストンパー「今後琵琶湖メインでやるなら、そのクタクタのライフジャケットとウェーダーをどうにかしなきゃね」
T19「小学生の頃はTシャツ、短パン、サンダルにタックル1セットで琵琶湖に突っ込んでたんだぞ。何回も死にかけたけど」
ストンパー「ホント、よく30歳まで生き抜いたもんだ」
T19「まぁな・・・生き抜いてきた結果、こんなしょうもないオッサンになっちまった・・・」
ストンパー「て言うか、例の話はどうなったんだい?」
T19「向こうさんはウェルカムな雰囲気だったよ。話聞いてて若干不安要素もあった」
ストンパー「両親は?」
T19「急だったから混乱してた。とにかくまだ、全てが不確定だ。この夏は忙しくなるぞ~」
今回の決まり手:ライトニング・ショック+アンバサダー5500C+ナイロン25ポンド+ダービーX
プロガイドIM6+カルカッタ200XT+ナイロン25ポンド+ウィンドチーターミノー、DEEP-X200T